日守麟伍の和歌(うた)日記 Ringo Himori's Diary of Japanese Poetry

大和言葉の言霊の響きを求めて Quest for the sonancy of Japanese word

「赤き花々」1首

2018年04月30日 | 日記
 初夏を思わせるころ、散歩道に、名も知らぬ大輪の、赤や赤紫の花をつけた何種類かの灌木が、咲きほこっていました。すでに散り始め、数輪だけ落ちているところもあり、おびただしく散り敷いているところもあります。根元を覆う柔らかい若草の先端に散った花が、なかば浮かんでいるようです。

さきさかる あかきはなばな わかくさの にこきしとねに ちりみだれうく
咲き盛る 赤き花々
若草の 柔きしとねに
散り乱れ浮く

(赤や赤紫の花をつけた灌木が咲きほこり、ところどころ散り始め、柔らかい若草の先端に落ちて、なかば浮かんでいるようです)

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日守麟伍ライブラリ
くりぷとむねじあ歌物語
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古語短歌への誘い
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