真夏日の昼下がり、窓を開けて蝉しぐれの音に聴き入っていると、散漫な思いが鎮まって、身心の内外が音だけになります。ときおりさまざまな鳥の声が交じり、織物に不規則な模様を描くようです。
蝉しぐれ 聴き入る中に 鳥の鳴く 声とりどりに 綾を織り成す
(蝉しぐれに聴き入っていると、心の内も外もその音だけになった中に、ときおりさまざまな鳥の声が交じり、不規則な模様を描きます)
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