日守麟伍の和歌(うた)日記 Ringo Himori's Diary of Japanese Poetry

大和言葉の言霊の響きを求めて Quest for the sonancy of Japanese word

「洞のごとく」1首

2023年06月23日 | 日記
 梅雨に入って、森の緑が深くなりました。歩道橋の向こうが見え始めると、いつもの道が、並木の鬱蒼とした枝葉に覆われて、洞窟のようになっています。今日も不思議な物思いに引き込まれそうです。

茂り葉に 洞(ほら)のごとくに 包まるる この道行きや いづくに至る
(並木の枝葉が茂って道を覆い、洞窟のようになっています。この道はどこに続くのでしょうか)

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