日守麟伍の和歌(うた)日記 Ringo Himori's Diary of Japanese Poetry

大和言葉の言霊の響きを求めて Quest for the sonancy of Japanese word

「鳴く蝉の」再録

2018年08月02日 | 日記
 『くりぷとむねじあ歌物語』『くりぷとむねじあ和歌集』の「五の巻、憂い」から、この頃を詠んだ歌を再録します。

よのうれい ひとのうれいも なくせみの いまをかぎりと ねをのみぞきく
世の憂ひ 人の憂ひも 鳴く蝉の
今を限りと 音をのみぞ聴く

世には多くの憂いがあり、人にも多くの憂いがあります。蝉はそんな憂いは何もないかのようにひたむきに鳴き、私はその蝉の声をひたむきに聴いています)

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日守麟伍ライブラリ
くりぷとむねじあ歌物語
http://book.geocities.jp/himringo/kuriuta.htm
くりぷとむねじあ和歌集
http://book.geocities.jp/himringo/kuriwaka.htm
古語短歌への誘い
http://book.geocities.jp/himringo/kogoiza.htm

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