日守麟伍の和歌(うた)日記 Ringo Himori's Diary of Japanese Poetry

大和言葉の言霊の響きを求めて Quest for the sonancy of Japanese word

忘れられない人に

2014年05月28日 | 日記
 「忘れられない好きな人」がいるというのは、よくあることです。場合によっては、何十年も、一生、思い続けることがあります。
 いつも思い出す人のことを、今日もまた、切なく懐かしく、思い出しました。人はこうして、誰かを思い続けることがありますが、相手の人は、そのように思われているということを、稀には想像する日があるでしょうか? 遠く離れて、互いにそのように思い合っているとしたら、それが古語でいう「霊合ひ(たまあい)」です。

きょうもまた おもいださるる いもや なも わがかくありと おもうひやある
けふもまた 思い出さるゝ 妹や 汝も 我がかくありと 思ふ日やある
(折に触れて思い出す貴女のことを、今日もまた思い出しています。私がこうして貴女を思い続けているだろうと思う日が、貴女にもありますか?)

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