日守麟伍の和歌(うた)日記 Ringo Himori's Diary of Japanese Poetry

大和言葉の言霊の響きを求めて Quest for the sonancy of Japanese word

「幼木の」1首

2024年03月03日 | 日記
 昨年の今ごろ、小さな桃の木が、芽吹き、花咲く様子を詠みました(2023年3月10日、21日記事)。同じところで、今年も同じ様子を見ました。木々や草花が年々歳々そうであるように、少しだけ姿を変えています。数本の木のあちこちに、まだ蕾のもの、それぞれに開いたもの、もう花弁が散ったものが、混ざっています。

胸元に 届かぬほどの 幼木の 去年(こぞ)に変らぬ 桃色の花
(胸元に届くか届かないほど小さな桃の木に、去年と同じように、まだ蕾のもの、花開いたもの、花びらが散ったものが、枝を飾っています)

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