日守麟伍の和歌(うた)日記 Ringo Himori's Diary of Japanese Poetry

大和言葉の言霊の響きを求めて Quest for the sonancy of Japanese word

「天の川原」1首

2023年09月25日 | 日記
 久しぶりの投稿になりました、「晴れた夜は、宇宙が地上まで降りてくる」、という短文は、何十年も前に思いついたのですが、なかなか歌になりませんでした。今回は、夜の散歩の途中、ようやく形になりました。何度か、推敲することになるかもしれません。

 晴れた夜は、宇宙の常闇が、地上まで降りてきます。常闇の中を行くと、まっすぐな道の正面に月が浮いていました。この道はさながら、天の川の河原ようです。

星空を 月に向ひて
歩みゆく 道さながらに
天の川原

(星空の下、地上に降りてきた宇宙の闇を、月に向かって歩いていくと、細道が天の川に続いているようです)

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