数日前、この季節には稀なほどの大風が吹きあれました。
昼過ぎに勢いが弱まってきた森の中を歩いていくと、さらに風が静まってきて、強い日差しに照らされた道には、誰もいません。
両脇の高い木々の梢葉を吹く風の音が、遠く聞こえました。
おおかぜの しずまりゆくや ひたてりの ひとなきみちに はおとのとおき
大風の しづまり行くや
ひた照りの 人なき道に
葉音の遠き
(吹き荒れた大風の勢いが、弱まったころに森を歩いていくと、強い日差しに照らされた誰もいない道に、木々の梢葉を吹く風の音が、遠く聞こえていました。)
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日守麟伍ライブラリ
くりぷとむねじあ歌物語
くりぷとむねじあ和歌集
古語短歌への誘い
昼過ぎに勢いが弱まってきた森の中を歩いていくと、さらに風が静まってきて、強い日差しに照らされた道には、誰もいません。
両脇の高い木々の梢葉を吹く風の音が、遠く聞こえました。
おおかぜの しずまりゆくや ひたてりの ひとなきみちに はおとのとおき
大風の しづまり行くや
ひた照りの 人なき道に
葉音の遠き
(吹き荒れた大風の勢いが、弱まったころに森を歩いていくと、強い日差しに照らされた誰もいない道に、木々の梢葉を吹く風の音が、遠く聞こえていました。)
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