日守麟伍の和歌(うた)日記 Ringo Himori's Diary of Japanese Poetry

大和言葉の言霊の響きを求めて Quest for the sonancy of Japanese word

「夏の森」1首

2024年06月29日 | 日記
 梅雨の晴れ間、森の辺を歩くと、さまざまな鳥の鳴きかわす声が、蒸し暑いなかで、水気を含み、鮮やかに聞こえます。森に入ると、強い木漏れ日が差し込む道に、草が揺らいで、音と光と、絡まっています。

夏の森 鳴き交はす鳥
くさぐさに からまりゆるる
熱き木もれ日

(夏の森、さまざまな鳥の鳴きかわす声が、蒸し暑いなかで水気を含み、鮮やかに聞こえます。熱い木漏れ日が差し込む道に、草が音と光に絡まって、揺いでいます。)

*******
日守麟伍『古語短歌――日本の頂点文化』
Amazon Kindle版、NextPublishing Authors Press版、2019年
日守麟伍『くりぷとむねじあ和歌集――言霊の森』
Amazon Kindle版、NextPublishing Authors Press版、2019年


この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「雨音の」1首 | トップ | 「この道を」1首 »

日記」カテゴリの最新記事