日守麟伍の和歌(うた)日記 Ringo Himori's Diary of Japanese Poetry

大和言葉の言霊の響きを求めて Quest for the sonancy of Japanese word

「春の雨に」1首

2023年04月12日 | 日記
 先月末、別れの季節、はなむけの宴のあと、帰宅するころに雨になり、心地よいほどの雨脚の中を歩きました。途中に並木道があり、若葉に覆われたトンネルのような空間に、雨音がこもっています。薄日がさしてきました。

春の雨に 濡るる嬉しさ 水音に 包まるる道 薄日さす空
(春の雨に濡れながら、雨音のこもる道を歩きながら、帰宅する道に、薄日が差してきた空を見上げました)

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