彦根の歴史ブログ(『どんつき瓦版』記者ブログ)

2007年彦根城は築城400年祭を開催し無事に終了しました。
これを機に滋賀県や彦根市周辺を再発見します。

150年前:大和屋事件(8月12日)

2013年08月12日 | 何の日?
文久3年(1863)8月12日、芹沢鴨が大和屋事件を起こします。

大和屋は、この少し前に脅されながら天誅組に軍資金を提供します。
天誅組は大和(奈良)に籠って反幕の旗を挙げた土佐浪人を中心とする集団で、ここに資金提供をするという事は謀反人の懲らしめになるとも考えられたのです。
芹沢鴨はこの時に30人近い隊士を連れて木砲も持ち出したといわれているのですが、木砲を撃ったかどうかは諸説があります。

実際に判っている事だけを書くなら、鉄砲を撃ち込んで、火を放ち、建物や家財道具は打ち壊して路上に放り出したのです。
この時、試衛館の人々は大坂の事件で親しくなった小野川部屋の相撲興行を手伝っていたという話が伝わっているのですが、実際の事は解かっていないのです。


ただ、この一件で芹沢鴨は良くも悪くも京で大いに知られ畏れられる存在になったのです。


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