昨日の師匠の名言は、
「人生に無駄な出来事はひとつもない」
だから、パワハラシャチョみたいに百害あって一利もないように思える出会いにも何か意味があったとすれば、
ただならぬ事態に立ち至ったときにこぞって味方してくれた他のすべての人たちの存在を思い出させてもらったことで。
そういう風に、出会うべくして出会っている人たちが必ずいて、
そういう人たちとは、それこそ〝神〟タイミングで、必ず再会する。
そうか、人生に無駄な出来事はひとつもないのか、とつらつら考えながらの帰り道、
夜の予定まではまだ間があるからと、気まぐれに目に留まったカフェに入って、
心の欲するままに栗とカシスのパフェを味わいつつしばしぼんやりと過ごし、
通りすがりに目に留まったお店が気になって来た道を少し戻って衝動買いをし、
ゆるゆる駅まで戻って各駅停車でのんびり都心に戻り、
ターミナル駅前のデパートで日用品の買物をし、
さて、ゆるゆると夜の予定へ向かおうか・・・と下りのエスカレーター乗っていたら。
前方から、次のエスカレーターに乗るべく向かってくる人の中に。
あっ!と目を見開いた同じ瞬間に相手もこちらに気がついて。
すぐさま手近なカフェにしけこんで延々語り合い。。。
なにせ、この世でただ一人、あの3.11をともに体験した、当時の相棒。
ほどなく退社してしまったその後でお互いどんなことが起こっていったのか、
彼女ほど共感してくれる・できる話し相手は他にいないぐらい。
お互いの昨日の時間の過ごし方のすべてが、
あのエスカレーターの、あの時間、というピンポイントの一瞬に向かっていったのって、
つくづく運命的としかいいようのない巡りあわせだったな。