レンチン生活は続くよどこまでも

別宅を元の場所から徒歩10分ていどのところに引っ越して、まもなくちょうど四週間。

いまだに寝室には物が入ったまんまの段ボールがずらり。
いまだにLDKにも食器や食料品のちび段ボールがずらり。

そんな光景にずいぶん慣れてきつつあるのも困ったもんだ。
何かとサバイバル人生だったぶん、適応能力が異常に高いせいである。

気がつけば、引っ越してからまだ一度もガスコンロを使っていない。
鍋の類はわりと早くから荷解きされているのだけども。

理由は、意味が分からないくらい狭い調理スペース。
下見のときに、狭いな、とは思ったけど。
電気ケトル置くぐらいしか幅がないな、とは思ったけど。

このシステムキッチン、家事なんかいっさいやらない人が開発したんだろうな。

ガスコンロは無駄にフルサイズ三ツ口なのだが。
流し台のシンクとの間に平らな場所がぎりぎり幅30センチあるかないかで。
なんならコンロから鍋を下ろすスペースとしてもかなり疑問だったりする造り。

物事ポジティブに考えてなんぼの商売柄、
キッチンワゴンなる家具をIKEAさんにオーダーしてみた。
どうせなら、流しが丸見えのLDK生活、見られてもオサレ～な方向で楽しんでしまえ。

とはいえ近隣にIKEAのないこの西国で。
火を使ったまともな食生活が再開できるのは、引っ越しから４０日後の予定です。