自分の名前が印刷物やら何やらで出回るようになると、
それを見た方からメールをいただくこともあるのだけれど、
たいていは初めて見るお名前。
これも知らない人だと思うなー・・・、などとつぶやきながら、
「一度お会いしたいのですが」と飛び込んできたメールに返事を書いてたら、
横から〝○○部長〟にクギを刺された。「またそんなこと言って。 どこかで会ってるかも知れませんよ~」
会って話したことがある相手の、お顔はたいてい憶えている。
お名前を記憶していないことのほうが多いだけで。
これまでの華々しい経歴を通じて、
世間一般的な知名度ということでは名の知られている人とお会いすることが少なくないので、
お顔とフルネームを憶えておく必要がある相手が多すぎて、
人名を記録しておくメモリ領域がそれだけでほぼ満杯。
なんだろう、基本、視覚からの記憶力に依存してるらしい。
字面でお名前を憶えているか、
そうでなければお顔のインパクトから自分にしか分からないあだ名を連想して記憶している。
字面にうっすら記憶があるだけならば、たぶん会ったことはない。
うん、会ったことないんだ、やっぱり。