シャベリ仕事はあんまり好きじゃない。
そう思ってると、そんなんばっかし固まってやって来た。
内閣府に世銀に中間発表。
観る人、聴く人に分かりやすく、
自然にストーリーがつながっていくように。
伝えたいことを、ちゃんと感じてもらえるように。
いっぺんに3本のスライド作りに追われながら、
あぁ、そうか、と思った。
これって、紙芝居なんだ―
平安の昔から日本には絵巻物という秀逸な文化があった。
ストーリーが最初から最後まで、
途切れることなく描かれ、綴られる。
紙芝居って、絵巻物を一場面ずつに分けて、
巻紙じゃなくしちゃったもの、てことなのかな。
定かではないけどウィキペディアによれば、
紙芝居って日本発祥の文化なのらしい。
パソコンの画面がスクロールするというのも、
日本の絵巻物から生まれた発想だという説がある。
そんな風に考えると、“パワポ”って、
ほんとなら日本で誕生してもよかったプレゼンツールなのかも、
なんて思う。
そういえばこないだ、和の文化がお好きなマエストロまでが、
「パワポの勉強したい」なんて言っていた。
日本人芸術家の感覚にもすんなり。
またしてもMSにやられた。
≪オマケのつぶやき≫
菊ちゃんの『NINAGAWA十二夜』ロンドン公演。
すごいなぁ シェイクスピアを、歌舞伎で、本国で。
普通に外国で歌舞伎やるのとは、すごさが全然違う。
ぜひ観に行きたかったなぁ、
『十二夜』が専門だった英文科卒の歌舞伎ファンとしては!