チケット発売日の昨日。
仕事を休んで、でもいつもどおりに家を出て、
向かった先は、周りが静かでじっくり腰をすえられる、
お気に入りの公衆電話スポット。
午前10時きっかりから電話かけ続けること4時間。
「ご迷惑をおかけしますが、しばらく経ってからおかけ直しください」と
何百回NTTに謝罪されたか分からない。
足腰も受話器を持つ腕もプッシュする指も、
ぼちぼち限界に近づいた午後2時。「松竹チケットホン、担当○○です」
4月27日の俳優祭なんですけど、と話し始めると、
とても済まなそうなトーンで○○さんが、「お問い合わせありがとうございます」
あーやっぱり。
完売ですね。満席ですね。えぇ、もうその第一声で分かりました。
たった一日、昼と夜の2回しかない「俳優祭」。
まーそりゃ4時間で完売しますよねぇ。
久々のレアなチケット争奪電話戦に、がっぷり四つで完敗したヒイラギ。
早い時間から“話中”までは漕ぎ着けてただけに、無念である。
電話回線乗っ取れるほど技術演習に励まなかったし。
松竹ごと買収できるほどの高額ロトくじも買えなかったし。
かくなるうえは幹部の後援会入会しかないか―