愛がほしい

週末、都内某所にて、とある検討会が持たれた。

すべてのステークホルダーを包摂してサステナブルに質の高い活動を行うために、
トータルマネジメントをどこからどうコントロールすればよいのか。
障害要因を排除せず（あるいはできず）成功要因に転換するために、
中長期的にはどのような戦略が取り得るか。

雑談も含めるとトータル5時間に及んだ会議の中身を、
誰との何の話か分からないように集約すると、
概ねそういう論点での議論であったように思う。

じつは個別具体的な問題よりも、
議論から浮かび上がってきた断片が示す現実社会のカタチを見て、
相当に大きな、深いショックを受けて、今日まで考えあぐねていた。

突き詰めて考えれば考えるほど、
新しいこと、正しいこと、本来そうあるべき道は、
必ずやいわれなき謗りを受け、阻まれ、閉ざされる、
そういう構造になっている。

けれどそういうシステムが破綻に向かっているとき。

ありとあらゆる組織の、ありとあらゆる次元で、
本質的な問題が起こる。
ジャンルを問わず。

あまりにも欲得尽くの世のありようではないか。
あまりにも哀しい、愛の無い事態ではないか！