ヒイラギ日記 ~Holy Holly's Diary~

小粒でも ぴりりと辛い 博士な日々。

思い出のプロローグ

2008-11-23 23:31:29 | ロシア

じつに2ヶ月ぶりの師匠の稽古に続いて、
ロシア公演旅行の写真交換会。
(というか、CDに焼いたデータの交換会)

この会に間に合わせるべく、
綴りに綴った10日間の旅の記録は、ざっと20ページ
激務に復帰しながらの執筆は、ゆうべ午前2時ごろまでかかった。

読み返してみると、あんなこともこんなこともあったなぁと
次から次に思い出してくる。

コンビニでの買い物に500ルーブル札(約2000円)を出したら、

「持っているだけの小銭を出せ」

と迫られ、小銭入れを逆さに振って見せれば、
チッと舌打ちしてレシートを投げつけられたりもしたけれど。

コンサートが始まってからその場で曲順を変更させられたり、
一緒に舞台に上がりたいからそっちのメンバーを減らせと言われたり、
時間がないからと一番長いメインの曲が取りやめになったりもしたけれど。

コーヒーを「ブラックで」と頼んだら甘かったり、レモンスライスが付いてたり、

「カプチーノのことか エスプレッソのことか

真顔であくまでもブラック以外の二択を迫られたりもしたけれど。

ヒイラギのことを気に入ったロシア人に出発ロビーで抱きしめられて、
あやうく置き土産にされかかったりもしたけれど。

メンバーのひとりは旅の疲れがたたってダウンして、
一週間の入院静養を言い渡されたりもしたけれど。

そんなこんなでも、また来てって言われたら行っちゃうんだろうなぁ、
と思ってしまう、不思議な国ロシア。
次回からしばらく、書き上がった今回の旅行記から、
面白エピソードを拾ってご紹介していくことにしましょう



とは言いながら。

ほぼひと月ぶりの区民オペラの稽古場で、
優しくて穏やかで、和風なお顔のマエストロと再会。
思わず心の中でつぶやいた。

(あぁ、お懐かしゅうございます…お会いしとうございました

やっぱりこの人の顔を見てホッと安心している、
過酷な旅の後のヒイラギなのでした。

コメント
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