ヒイラギ日記 ~Holy Holly's Diary~

小粒でも ぴりりと辛い 博士な日々。

費用便益分析

2006-10-16 20:26:00 | 博士課程のよもやま

後期最初の集中講義はミクロ経済学、と何度か書きました。もう少し具体的に言うと、“費用便益分析”ということをお勉強しています。

たとえば何か大きな、国家プロジェクトのようなことの案があったとします。プロジェクトを実行することで、人々がどれだけの幸福を得たかをとにかくどうにかお金に換算して測ります。プロジェクトを実行するのにかかる費用も、お金に換算します。幸福から費用を差し引いた分が、このプロジェクトの純便益。
と、まぁ、こんな感じのことをするのに、こんな方法とあんな方法があって、こんな風に違います、なんてことを習っています。

こう書くといかにも理解している風ですが、さにあらず。ここ2週間、丸一日の集中講義が終わってからのウィークディ5日間は、仕事のフリしてみっちり復習。概念的にはだ~いたい何ゆってるかわかるけど、なんでそうなるのかスパッと説明はできない、というのが正直なところ。

夏休みの間に予習しておいてくれれば嬉しい、と言われていた山のような文献。読んださ。わかんないなりに、一通りはね。でも、だからって、「予習してもらったから分ってると思うけど」って、そっから先のことだけ講義されても~・・・。話についてくだけで精一杯どす。

でもそこはサスガの社会人コース。同級生のオジサマたちも、込み入った話になってくると矢のように茶々を入れてくれる。傍聴している指導教授まで「それはね、専門でやってる人だからわかる話だと思うよ」と援軍。挙句の果てに、行動心理学やら行動経済学やらといった最先端の学問領域に言及されたくだりを聴いたあと、休み時間にオジサマが結論を一言。

「考えすぎだよね~。」(一同大爆笑)

大変なのに楽しめちゃうのは、こういうクラスだからだな♪

コメント
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