自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

カブラハバチの交尾

2019-09-26 | 昆虫

野菜を栽培していると,厄介な昆虫に散々な目に遭わされるのが常。カブラハバチもその代表例。以前,カブラハバチの産卵写真をアップしたことがあります。今回,カブラハバチの交尾を見かけました。それを入れて,このハチの活動ぶりをご紹介します。

畑に蒔いたダイコンとカブラが発芽して育ち始めました。さっそく,そこに現れたのがカブラハバチ。あちこちにいるので,「これはたくさんの卵を産んでいるな」と直感。しばらく様子を見ながら撮影。

 

近寄って撮影。

 

ここにも。

 

撮影しているときに目に留まったのが交尾中のカップル。思いがけなく目撃にびっくり。撮っていると,パッと分かれて飛び去りました。それでも写真に収められたのは大成功。

 

これからこれの幼虫とのつき合いが始まるかと思うと,ちょっとゆううつです。

 


’19 秋,虫の目写真シリーズ(23)~コカマキリ~

2019-09-25 | 昆虫

昆虫の姿あれば天敵あり。この天敵にはカマキリがぴったり。アゲハの庭園にはカマキリの気配があります。レモンに,スダチに,ブットレアに,……,といった具合です。

地面を歩いていたのがコカマキリ。じゃがんで撮ったのが下写真です。

 

 

こちらに向かって歩いて来ました。小さくても堂々としたスタイルです。止まった瞬間に撮りました。全身が入っています。 

 

 

からだの向きを変え,首を傾げた格好に。 

 

 

レンズを至近距離に近づけていたので,カマキリがレンズに飛び付いて来ました。大急ぎで眼にピントを合わせて撮ったのが下の写真。雲も写り込んでいます。めったに撮れない風景。結構おもしろいんじゃないでしょうか。 

 

 

アゲハの庭園は,勝手に名付けた名です。期待どおりに昆虫たちが訪れてくれます。感謝。

 


モンシロチョウ,今どきの孵化

2019-09-25 | モンシロチョウ

タイトルに「今の孵化」と付しました。卵が産付されてから孵化までの日数は,時期によって違ってきます。それは気温に左右されるのが大きな理由です。わたしはふつう大変化を撮影するのをたのしみとしていますが,生態を知るには孵化までの日数を確認作業もまた欠かせません。

それで,今回,たまたま産卵の目撃をしたので,秋の「今の」時期の孵化日数を確かめておこうと思い立ちました。

9月18日(水)。正午。ポットに植えたブロッコリーの苗にモンシロチョウが飛来。わたしの足元で葉に産卵。産卵数2個。

 

これです。

 

9月21日(土)。早朝。産付後2日と19時間。,変化あり。

 

 

9月21日(土)。夕方。産付後3日と5時間。側単眼が見えかけました。孵化が近づいています。

 

 


’19 秋,虫の目写真シリーズ(22)~褐色型トノサマバッタの幼虫~

2019-09-24 | 昆虫

アゲハの庭園にて。

トノサマバッタ(クルマバッタモドキ?)の褐色型幼虫が,花壇に突き刺したタケの棒につかまっていました。色が似ているので,じっとしていれば見分けがつかないほど。たまたま動いた瞬間,それが目に入って来たのです。

 

上空にジェット機の姿が。見る見るうちに飛行機雲を残して消えて行きました。これを幸いとばかりに大空を入れて撮りました。秋のさわやかな色が広がっています。どこまでも。運よく心地よい風が吹いていたこともあってすてきな雰囲気を切り取ることができました。

 

そのうちにバッタは葉に移動。緑の中の褐色。かなり目立ちます。この写真を撮った直後,どこかに行ってしまいました。 

 

この間見かけた幼虫なのかもしれません。庭にすみついているとすれば,とてもうれしい話。 

 


ヒラタアブ二種の幼虫

2019-09-24 | ヒラタアブ

スダチの新しい枝葉にアブラムシがたくさん。当たり前ながらそれを嗅ぎ付けたヒラタアブが産卵。そこで生まれた幼虫がアブラムシを餌にしてすくすく育ちます。

隣り合うの枝でクロヒラタアブの幼虫を二匹,すこし離れた枝でホソヒラタアブの幼虫を一匹見かけました。

まずはクロヒラタアブの幼虫です。葉裏にいます。

 

食べ終わったと思われるアブラムシが傍に。

 

別の葉の表にもう一匹。ここで蛹化するのかもしれません。

 

ホソヒラタアブの幼虫です。若い枝なので,アゲハが訪れて産卵します。 

 

夕方,この木を見ると,クロヒラタアブの幼虫がまだまだ。もうびっくり!

 

 

柑橘類の木ではいのちの物語が絶えません。

 


’19 秋,虫の目写真シリーズ(21)~イチモンジセセリ~

2019-09-23 | 昆虫と花

曇りの早朝。メランポジュームの花に,もうイチモンジセセリが数匹訪れていました。意外に警戒心の薄いチョウで,近寄っても舞い上がる気配がありません。吸蜜中なら多少の油断もあるでしょうが,このように一休みをしているときでもそうなのです。

 

葉で休んでいるセセリチョウを撮りました。翅先はレンズに触れています。なのに,平気。

 

イチモンジセセリとのつき合いはまだまだ続きます。 

 


アミメアリとアブラムシとススキ(続々)

2019-09-23 | 昆虫

これまでの画像は日陰環境下で撮りました。今回は日が当たっているときの画像です。

 

口の様子が気に入った一コマ。

 

アリは怖いという印象がズバリ当たっているような。

 

それをうんと近づいてみると。

 

前方からのアップでは。

 

こんなアリがひしめき合って,そしてアリ社会をつくっています。

 

とにかく,「スゴイ!」の一言。 

 


’19 秋,虫の目写真シリーズ(20)~クサキリ~

2019-09-22 | 昆虫

畑で草刈りをしていると,クサキリの褐色型が出て来ました。クサキリには迷惑な話だったでしょう。

 

 

この個体には産卵管があります。頭の様子がクビキリギスに似ていますが,先が丸みがかっている,口元の色が薄いなど,違いがはっきりしています。

 

 

反対側から撮りました。

 

 

緑色型も出て来ました。

 

 

草が茂るところにはバッタのなかまあり,です。

 

秋,バッタたちがいのちを謳い上げる季節です。

 


羽化したクロヒラタアブ

2019-09-22 | ハチ

柑橘類にはアブラムシがつきものです。アブラムシがいればヒラタアブが目敏く見つけ,そこに産卵します。孵化した幼虫がアブラムシを食べて育ちます。育った幼虫が囲蛹になって,やがて羽化します。

ストーリーは単純です。我が家の柑橘類にスダチがあって,そこに幼虫が数匹いて,近くに囲蛹がありました。ちょっとばかり気に留めていると,雨の朝,ヒラタアブが羽化してじっとしていました。クロヒラタアブです。

 

翅がすっきり伸びているので,羽化直後ではありません。

 

2時間後,たまたまそこを通りかかって見ました。まだ休んでいました。と思った瞬間,じつにタイミングよくパッと飛んだのでした。まるで,物語のよう。

 

 


’19 秋,虫の目写真シリーズ(19)~ベニシジミ~

2019-09-21 | 昆虫と花

庭のメランポジュームが花盛り。晴れた日はハエやチョウ,ハチのなかまが次々に訪れています。

ベニシジミも常連客。至近距離からレンズを向けてもちっともお構いなし。

 

吸蜜に勤しむ姿がきれいです。

 

花から花へと移って蜜を吸います。ほんとうに熱心。脚の様子を見ると,みごとに送受粉に貢献しています。

 

色彩豊かな風景は晴れた日がお似合いです。いのちに勢いがみなぎっています。