自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

’19 秋,虫の目写真シリーズ(14)~アゲハ(前蛹)~

2019-09-16 | 昆虫

我が家の“アゲハの庭園”脇に,ポリカ波板屋根を支える柱があります。ある日の朝,そこにアゲハの前蛹を発見。アゲハが抗してから食樹から離れて人工物で蛹化するのはよくあること。観察者の目には,色が異なるのでよくわかります。そこを蛹化場所にしようと決めた判断材料は何かなあと思ってしまいます。

 

カマキリがいたら,そしてじつによくこうしたところにカマキリがいるものなのですが,すぐに見つかって獲物にされてしまうでしょう。

 

 

晴れていたらすっきりとした色の写真が撮れたのに……。あいにくの曇り。でも,辺りの雰囲気は感じられるのでは? 

 


ファジー! クロアゲハの産卵(さらに)

2019-09-16 | クロアゲハ

9月13日(金),夜。産付後106時間が経過。ドクダミの葉裏の卵が孵化。幼虫は卵殻を食べているところでした。

 

卵の直径は1mm。幼虫の頭部はそれよりずっと小さく,そこに顎や側単眼,アンテナ,機械感覚毛,それに胸脚などが手に取るように見えています。

 

9月14日(土)。日付が変わりました。午前0時半。残りの卵はナンテンのもの一つ。見ると,幼虫が孵化し終えたばかり。

 

 

幼虫は向きを卵殻の方に変えて,それを食べ始めました。

 

 

結局産付後,早いもので80時間,遅いもので110時間が経過。かなりバラツキがあることがわかります。今回の観察・撮影は偶然の目撃から始まりました。とてもラッキーでした。