自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

夏! 虫の目写真シリーズ(40) ~シオカラトンボの捕食~

2020-09-06 | 昆虫

アゲハの庭園にて。

シオカラトンボのオスが盛んに捕食行動を続けていました。失敗するごとに元の竹竿に戻って来て,また発進するといった具合です。頻繁に獲物が飛び込んで来るのですが,捕獲するのは容易でなさそう。なにしろ,相手も必死で生きているわけですから警戒を怠らないはず。

と,トンボが一匹! 行き過ぎるかに見えた瞬間,シオカラトンボが急発進。もう捕獲していました。不意を突かれたトンボはびっくりする間もなかったのでしょう,がっちり抱えられていました。こうなってはもう降参するほかなし。シオカラトンボは止まる場所を探してすこし飛翔。そうして,ネットの最上部に降下しました。

 

さっそく食べ始めました。こうなると休むことなく食べ続けます。カメラを近づけてもお構いなし。レンズが翅に触れようとも,まったく気にしていません。空腹を満たすような食べっぷり。

 

食べたり食べられたり。いのちは一つ。いのちはいのちを支えます。

 

同じトンボのなかまであろうと,まったく容赦がありません。もしかすると,シオカラトンボのメスだったかもしれません。

 


クズの花と卵二種 ~ウラナミシジミ&?~

2020-09-06 | 昆虫

クズとウラギンシジミとの組み合わせはよく知られた話です。ところが,それ以外の卵が二種見つかったのです。ウラギンシジミ以外のチョウが産付してもなんらふしぎではありませんが,わたしにはチョウの卵とクズの話は結構めずらしい話題です。なぜなら,クズを食草にしている昆虫についてこれまで深く考えたことがないからなのです。

以下,上で触れた二種の卵をご紹介しておきます。

その1。姿かたちはヤマトシジミの卵にそっくり。しかし,色がわずかに青色を帯びています。あとで調べると,正体はどうやらウラナミシジミのよう。

 

振り返ると,公園でウラナミシジミを見かけたことがあります。またまた観察のたのしみが増えました。

その2。うーん,これはさっぱりわかりません。すくなくとも初齢幼虫を見ないことにはなんともいえません。

 

これも大いにたのしみ!