自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

地域ミュージアムで考える(43)

2017-01-06 | 随想

規則正しい三方晶系の結晶を薄手の紙でつくった水晶モデルが手元にあります。いつか,これをもとにして立体地球ができたらたのしいなあと思っていました。わたしはお菓子などの箱でこれはと思うかたちに注目していて,ときどきそうした実物に出合うことがあります。「なるほど,これはうまくできている」「スゴイ!」っと,飛び上がりそうになります。そういう工夫例を参考にして立体地球づくりを発展させるのはおもしろいだろうなと今思っているところです。

この度はこの水晶を参考にして挑戦しました。まず原寸の2倍大で,段ボールで展開図を完成させました。見るからに複雑です。三角形や六角形,七角形から構成されています。これを折り曲げ,立体に仕上げるのです。のりしろが隣り合った箇所を見ると,作業がたいへんむずかしそうです。なにしろ,のりしろがほとんどない部分があります。こうなると,挑戦する価値はじゅうぶんありそう。

 
地図の展開図はすでにできています。

 


さて,段ボールの組み立てはどうなったか,報告しましょう。込み入った展開図だけに,きちんとお伝えしなくちゃ。

のりしろ部分に切り込みを入れて,組み立て準備を整えます。


接着剤とクリップを使って立体にしていきます。厚みが8mmもある材料だけに,最初から苦労が始まりました。


ときにはビニル紐も使って固定します。両側から作業を進めると効率が上がります。このまま一日放置して,接着剤が乾くのを待ちます。

 
乾いたら,このようにして組み立てていきます。

 


斜め方向に走る辺が多いので,たいへん苦労します。

 

 
厚みがあるだけに,微修正を続けながら接着していかなくちゃ。 

                               (つづく)