タンポポがあちこちで咲いているので,歩きながらいつも「昆虫は来ていないかな」と気にかけています。気にかけているというより,そう発想することがいつもの癖になってしまっているようなところがあります。これがわたしの脳に一定の刺激を与えているようで,「自然となかよしおじさん」らしさかなと結論づけています。
昨日12月9日(木)もそうでした。結果,出合ったのがホソヒメヒラタアブ。暖かめとはいえ冬のことですから,低温にはちがいありません。そのなか,花に取り付いて餌を求めていました。「ヤッター!」とうれしくなる一瞬です。
ヒラタアブに関しては,とても慎重に近づかないといけません。気づかれると,プイッとばかりに飛び去る恐れがあります。貴重な場面だと,一層慎重になってしまいます。幸い,このときは気づかれずにすみました。
この写真は顕微鏡モードで深度合成をして撮ったものなので,奥行き感が出て見やすくなっています。口吻でも突き出ていれば,さらにおもしろいものに仕上がったのでしょうが,まったく偶然の瞬間ではそこまでは望めません。
冬の昆虫観察はまだまだ続きます。「ウォーキングはたのしい! 」といったところです。