自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

アゲハ,孵化から蛹化へ,そして羽化へ(3)

2013-08-16 | アゲハ(ナミアゲハ)

「蛹化から10日目が羽化!」。この読みはズバリ的中しました。 

日曜日の早朝です。なんとタイミングのいいこと! 2時間ばかり待っていると, ぱっと蓋が開きました。この瞬間の前兆はありません。それで凝視して,ひたすら待ち続けるほかないのです。

脚で蓋をグイッと押し開きます。からだが大きく見えかけました。 

成虫は,出終わると殻のところで静止しました。そして口吻のウォーミングアップを繰り返しました。

孵化してから31日目の誕生でした。

この羽化を観察してからちょうど一時間後,飼育箱の蓋で蛹化していた個体が羽化しました。ふしぎなほどに,孵化→蛹化→羽化と重なるようにして進行しました。 

 

翅が大きく伸びきった後,二匹は空に舞い上がっていきました。最後まで見届けられたことをうれしく思っています。