自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

虫の目レンズを手に野へ(8)

2013-08-25 | 随想

ふしぎなことに,関心をもっていれば目に入るものが次々に生まれます。虫の目レンズをもって自然に入るのですから,それなりの構図が頭に描かれているわけです。「こんなふうになるとすてきだなあ」と思っていると,案の定,そのとおりになったりして。

下のアオメアブなどもその一コマです。遠く向こうに広がる田園と集落。池の堤にいるので,高台にいて遠くを見下ろしているのと同じ目線です。 

何やら抱えて,イネ科植物の葉にとまりました。近寄ると,獲物は長い脚の持ち主らしいです。推測すれば,クモでしょうか。 これだけの脚を持った虫はちょっと心当たりがありません。

クモはもがくことなく,じっとしていたまま。もう息が絶えたのでしょうか。

見晴らしのよい,見通しのよい空間は自然がきらきらしています。わたしに心地よさをプレゼントしてくれます。虫の目レンズがわたしのこころを一層盛り上げてくれます。