ふしぎなことに,関心をもっていれば目に入るものが次々に生まれます。虫の目レンズをもって自然に入るのですから,それなりの構図が頭に描かれているわけです。「こんなふうになるとすてきだなあ」と思っていると,案の定,そのとおりになったりして。
下のアオメアブなどもその一コマです。遠く向こうに広がる田園と集落。池の堤にいるので,高台にいて遠くを見下ろしているのと同じ目線です。
何やら抱えて,イネ科植物の葉にとまりました。近寄ると,獲物は長い脚の持ち主らしいです。推測すれば,クモでしょうか。 これだけの脚を持った虫はちょっと心当たりがありません。
クモはもがくことなく,じっとしていたまま。もう息が絶えたのでしょうか。
見晴らしのよい,見通しのよい空間は自然がきらきらしています。わたしに心地よさをプレゼントしてくれます。虫の目レンズがわたしのこころを一層盛り上げてくれます。