オオフタオビドロバチが巣を作っているすぐ近くで,フタスジスズバチが同じように巣作りに熱中していました。穴同士の距離はほんの cm。縄張りを主張したり,相手を威嚇したりする様子はまったくありません。考えてみれば,ふしぎな風景です。完全に共存し合っているのです。
しばらく,巣作りの様子をかんさつしてみることにしました。ハチは何度も出入りを繰り返しました。
育房の隔壁に,切り取ってきた木の葉を使うとか。それらしいものを持ち込んだ瞬間を見ました。しかし,もしかすると,何かの幼虫なのかもしれません。
今度は葉のようです。
sのうちに巣作りが終わり,入口を塞ぎ始めました。
この夏,この種のハチがヨシや竹の筒を訪れたのを何度か目撃しました。この分だと,こうした穴をこちらで準備しておけば,結構観察機会が増えるように思われます。来夏,そんな試みをしてみようかなとすこし思い始めました。