自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ジャコウアゲハ観察記(その197)

2013-04-22 | ジャコウアゲハ

庭にある越冬蛹のうち,これまでに羽化したものは3個体。残る個体は4つです。

4つのうちのひとつに,どうやら羽化近しの兆しが見え始めました。これはブロック塀で隣り同士なかよく付いたもので,下写真では向かって右側の個体です。4月21日(日)午後3時現在,腹部に薄っすらと赤みが覗いています。

 

右個体だけをアップ気味で撮りました。

左側の個体にはすこし赤みが見えるかなという感じはありますが,はっきりはしていません。

翌4月22日(月),午前11時。腹部の黒・赤の色調が鮮やかさを増してきました。今日羽化することは間違いありません。

午後2時30分。透明感がはっきりしています。間もなく羽化するかなと思われましたが,あいにく急用ができ外出。

 

1時間30分後の午後4時。帰宅してみると,既に羽化。風がかなり吹く中,ブロックにぎゅっとしがみついていたのです。そして軟らかい翅がなびいていました。このあと,思いがけなく,すてきな場面を写すことができたのは実にラッキー! 次回に写真の一部を載せましょう。

午後5時。風が弱まりました。この個体はメスです。頭を上に向けて,疲れをとっているように思えました。なお,写真中の矢印(→)は蛹の殻を指しています。