4月20日(土)。午前9時。羽化から一夜明けました。まだ蛹の殻に付いたままじっとしています。
改めて部分の写真を撮ることにしました。これも映像記録としてわたしには貴重なコマになります。ありがたいことに,撮影中ほとんど動かず静かにしていました。
頭と胸に注目です。
口吻の様子に目を向けましょう。巻かれた状態のとき,うまく輪になるしくみが気になります。
拡大してみると,蛇腹のように輪が規則正しく並んでいます。納得! 自然の妙です。
目はいつも,昆虫のからだでいちばん気になる部分です。複眼にいかにピントを合わせるか,苦労するところです。個眼が整然と並んでいます。
肢は実にスマートです。 写真は前肢です。毛がしっかり肢の安全を守っています。メスの前肢には食草ウマノスズクサを感知するとくべつな毛が生えているのですが,この個体はオス。したがって,それらはありません。
頭も肢も,とにかく毛で覆われています。
観察のたのしみが尽きることはありません。