自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ジャガイモの植え付け

2013-04-04 | 日記

すこし古い日記をどうぞ。

過日,親子で野菜栽培を希望する家族を募りました。6家族から希望がありました。これから一年,体験農園で野菜を作り,農園の世話をするのです。わたしは,“ジャガイモおじさん”としてそのお手伝い役をします。マアいってみれば,脇役です。

3月のある日,さっそくジャガイモの種芋を植えました。それより一週間前に芋を切って,切り口を乾かしていたのですが,あいにくカビが生えて腐りかけました。風通しのよくないところに置いていたのが原因でしょう。それで,急きょ家で発芽した昨年の芋を代用することにしました。もちろん,これでも十分間に合います。品種はおなじみのメークインと,そしてアンデスレッド。

作業のはじめは,栽培体験を通してかしこくなるためのクイズから。まず10人の参加者に次の問いを出しました。「ジャガイモと同じ仲間は,次のどれでしょう。トマト,ダイコン,サツマイモ」。正解の「トマト」は一人だけ。このあと,ナス科の話,ジャガイモのふるさと,ジャガイモの名前の由来,ジャガイモの絵本(『ジャガイモの花と実』『ジャガイモ畑の一年』)の紹介,と続き,いよいよ植え付けになります。

この日に備えて数日前に畝を掘割しておきました。それを保護者の手で整地して,そうして肥料(有機・化学)を入れていきました。子らに聞くと,有機肥料のたいせつさをちゃんと理解していました。さすが! 肥料を入れるとその上に土を被せ,種芋を並べます。種芋を見ると,茎の脇からは細い茎が出始めています。それを提示して先に芋が付くことを解説した後,並べてもらいました(下写真)。

芋を置き終えると,均等にきちんと並べられているか確認します。その上で,芋に土を被せました(下写真)。 

1時間ほどの作業でした。その間,みんなで力を合わせ,たのしくやっていく姿が印象に残りました。わたしはあくまで脇役で,口で説明するだけ。そうして聞かれることがあれば,応えるだけ。体験がからだにすこしでも残っていけば,との思いでいます。次回は土寄せ作業です。