古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

『看取り』について話し合いました。

2015年08月04日 05時57分02秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 母・妙子さんは、週に一度デイ・サービスに行き、一週間単位でショート・ステイをします。筋力が落ちて体は思うように動かなくても元気です。しかし102歳の高齢ですから、いつ・どんなこと・があるかわかりません。そこでケア・マネージャーさんとショート・ステイ先の担当の方、デイ・サービスの看護師さんに寄っていただいて、『看取り』について話し合いました。
 我が家では家族の話し合いで「家で看取る」と決めています。いま病院で検査しても「わるいところ」はありません。
 命の火はいつか消えます。100年を越えて燃えた火が自然に消えるときを静かに見守ります。「生」は無常ですから、いつ、だれに、なにが、起こるかわかりませんが、心構えとしては「家で看取る」です。
 デイ・サービス先で、ショート・ステイ先で、そのときがくればどうするか。
 起こった事態に臨機応変に対応するしかありません。基本的には「家に連れ帰って看取る」ですが、ショート・ステイ中に動かしにくいようなことが起こればそこの「看取り室」も考慮に入れます。

 先日紹介した、うちの村の101歳の方は、車イスでうちの畑のそばを散歩されます。ぼくたちがこの地に移り住んだ9年前は、小高い山すその我が家のほうまで散歩で登ってこられました。出来上がったばかりのウッドデッキでおしゃべりしたこともあります。
 きのう、畑仕事をしていたらおじいさんが声を掛けられ、カレンダーを切って裏に書いたメモを渡してくださいました。
                   
    ウグイスの唄が流れる見事な菜園
    ここち良い作物の香り漂い
    天女も恋する夢の楽園
    見させていただく度に何時もウットリ
    老いた身にはとても楽しく感謝しています
 
 ほめ過ぎですがわるい気はしません。ありがとうございます。野菜たちもいい波動をいただいてすくすく育ちます。
 それにしてもメモの字。101歳になられても指の力がしっかりこもって見事です。
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1 コメント

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命の炎 (菜根行者)
2015-08-04 09:45:43
畑仕事の途中、貴兄に声をかけカレンダーの裏に書かれた詩を渡されたおじいさん。この方と貴兄の命のつながり、自然をこよなく愛するお二人の気持ちが詩の文字ひとつひとつに示されています。読ませていただいて思わず涙が出そうになりました。あなた様本人にも、詩のおじいさんにも、あなた様のご家族にも共通する赤い命の炎が燃えているように感じます。
ありがとうございました。
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