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古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

『郷土の伝説と史跡』ウォークに参加しました。

2010年11月25日 02時41分11秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から

 口吉川町公民館の『郷土の伝説と史跡』講座第二回は6キロのウォークです。22日が雨の予報だったので24日になり、16人が参加して、講師の解説をききながらのんびり三時間歩きました。写真は『東』というの『薬師堂』前で話を聞いている受講生の方々です。まわりのなだらかな山なみが紅葉しています。我が家から見ると数キロ先の集落になるのですが、間近に見るとここも紅葉がしっとり心を潤してくれる場所です。日が照っていたら秋の彩りがさらに冴えたでしょうね。
 ここから我が家を見ると、せっせと竹を切った部分はクヌギやコナラが紅葉していますが、残りの部分は竹の浅い緑が優勢です。畑仕事が一段落したらまた竹を切ることにします。

 こちらは16日の大将軍神社のお祭りの日に撮った写真です。この神社には散歩の途中に何度も寄っていますが、ふだん人を見かけることはなくて、人がいるときにはじめて来ました。というか「毎月16日にお祭りをする」と老人会の掃除の日に教えてもらってお参りしたのです。
 秀吉の三木城攻めのとき、支城である衣笠城も夜襲されました。城主は討たれ、主君の首を持って逃れた家臣は、近くの林で切腹して果てました。それを悼んで村人たちがこの神社を建てたそうですが、いまでは特にイボ・タコなどに絶大な霊効があるということで近隣からもお参りする人があるそうです。
 お参りの仕方も教えてもらいました。熨斗袋に「奉願」と書き、名前は書かずに生年の干支と年齢、男(or女)、「家内安全」とだけ書いきます。お金は12円、120円、1200円など12の十倍だけ入れます。願い事は心の中で思うだけにします。ぼくたちもそれを用意して朝8時過ぎにお参りしたした。当番の村の人は親しくしている前区長さんたちで、建物内に畳を出し、幔幕を張り、御餅を備えて準備中でした。お参りを受け付けてもらい、御餅をもらって帰りました。なお願いが叶ったら蛸の絵を色紙に描いて奉納するならわしになっているそうです。
 うちのの昔からのグループが当番を決めて毎月のお祭りをお世話しています。(お祭りは農繁期の6月と10月を除いて毎月16日です)それにしても衣笠城主が討たれたのを1578年とするとあれから400年余り、20軒ほどの村人が代々神社を守り子孫に伝え、お祭りをつづけてきたのです。そんな話がどこの村にもいっぱい転がっているこの国は、やっぱりかけがえのない、いい国ですね。
 
 
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