松本春男の綾瀬市レポート(日本共産党元市議会議員)

2023年4月の綾瀬市議選で福田くみ子さんに
バトンタッチしました。

本郷ふれあい公園の井戸の深さの問題

2020年01月16日 | 高座清掃施設組合・高座クリーンセンター

 本郷ふれあい公園内に災害時の生活用水確保のために井戸を新たに掘りました。
 今回、公園を造成した場所は目久尻川の近くで、地下水の深さも30m~40m程度の浅い場所が取水位置と思われます。
 昨年暮れ、職員に井戸の掘削の深さを質問したら、100mの深さまで掘ったとの回答でした。
 松本から公園の場所は、深さ30m~40m程度が地下水が豊富で、それより深く掘っても地下水が流れていないので無意味だと話しました。
 松本の指摘を受けてから、職員が最初に示していた資料(県への届け出の条例)、大量に汲み出すので(県への届け出)、100mの深さまで掘ったと主張しました。
 情報公開で請求した資料の一部だけが出されましたが、殆どの資料は隠されていると思います。
 新たに見せられた資料は、公園の第二期工事個所に新たに2か所の井戸を掘るので、今回井戸が出来ている個所と第二期工事の2か所の井戸の汲み出す能力の合計が、県の許可の水量になるので、今回100mの井戸を掘ったと自信を持って職員が説明されました。
 そこで松本が指摘しました。神奈川県が発行している地下水を採取する事業者のみなさまへの文面、(許可の基準)第68条(2)揚水機を設置する井戸のストレーナーの地表面からの位置が100メートルより深いものであること。と明示されています。
 情報公開で出された井戸の深さは100m。ストレーナーの深さは20m~56mと表示されていますので、今後の2本の井戸を掘って水量を確保すると、神奈川県の条例違反になると思われます。
 条例違反を避けるには、汲み出す水量を減らすことになりますが、高座の職員が松本に説明した、100m深さの必要性の根拠がなくなります。
 公開された資料では、井戸の深さは100mで、ケーシング管が入れて有ります。県の条例の許可の場合、100mより深い位置にストレーナーが必要です。水中ポンプ等の設置を考えると120m~130mの井戸を掘ることになります。
 地下水を汲み上げる揚水管は小さいので入りますが、井戸を保護するケーシング管は直径150mmの大きさで、100mの深さから引き抜く事は出来ません。
 組合職員、公園造成業者、井戸工事を行った業者の、3者とも必要のない深さの工事であることは、井戸の掘削中に電気検層測定を行っていると思いますので、掘る必要のない深さまで掘った(掘ったこと?)になったのでしょか。
 情報公開請求に対して、電気検層(電気の抵抗値で地下水の位置の判断)の資料が提出されません。
 昨年、情報公開の請求を口頭で伝えたら、井戸は完成したが公園工事全体が終わっていないので、業者から提出されていないのとの説明。
 暮れに情報公開の請求を口頭で伝えたら、松本に連絡をしないで業者に書類の修正作業を行わせるため、業者に渡したと説明。
 工事関係の書類が、松本に見せない期間に修正作業が行われたのが残念です。
 これまで情報公開請求で問題点を見つけて来ましたが、情報公開請求に業者か書類が来てないとの理由で申請を受け付けないで、公園が完成したので公開請求を申し入れたら、その前に業者に修正作業を行わせているので、書類が存在しないとして受け付けない新たな手口で苦労しています。
 同じような手口が再発しないように、今後、情報公開審査会などで問題点を明らかにしていきます。