hiroshi hara: saxophoniste

日々の思考の断片

譜読みの苦労

2017-05-10 05:10:02 | 日常
尚美レッスン。


教員控え室の前に尚美ウインドのチラシが貼られていた。




ジェイムズ・バーンズ氏との共演は2年ぶり。

2年前、インスペクターだった学生が、今回は助手として公演に携わってくれていて、心強く、また感慨深い気分になる。




話変わり、今月は譜読みに追われており、来週に控えた「21世紀音楽の会」の公演では新作を2つ、その次の週には関係者のみの場で、旧来の名作2つを披露することになっている。


無伴奏作品や、自分自身がよく知っているものなら、読みながら全体のイメージをつかむことができるが、今回はマリンバとの作品、そしてクラリネット、ピアノとの作品で、どの様な音がするのか、合わせてみるまでわからず、譜読みがはかどらない。


旧来の名作でも同様、現代作品になると、やはり合わせてみないことにはわからないことが多い。

ただでさえ複雑なリズムなので、考えては止まってしまうが、とは言え斬新な表記、日本人的な「間」の感じ方や、方向性がぴったりと来る感覚は楽しいものだ。