CDの最後に録音したのはフォーレのピアノ四重奏曲第一番だった。
これもドリーと同様、3年前の演奏会で取り上げた作品。
ドリーと違ってパート割がはっきりしているので迷うことはなかったが、それでも長大な室内楽作品を仕上げることは容易ではなく、練習してもしても終わらなかった。
皆ただでさえ、レッスンや別の合わせを終えた後の疲労した中で臨んでいた訳だが、それでも終始楽しく過ごすことができたのも、やはりメンバーの人間性あってのことだろう。
ピアノの伊藤富美恵さんには、合わせの度にお菓子を差し入れてくださった。
録音後、ファミレスで食事しても、〆は甘いものだった。