虎尾の会

幕末の草莽の志士清河八郎の会の名を盗用しています。主人は猫の尾も踏めません。

大阪市教育委員会とは

2013-10-08 | 新聞・テレビから
今日の夕刊。
大阪市教育委員会が、全国学力調査について、小中の全部の校長に成績を公表するように指示した、という記事がトップ。

学校の学力テストの成績を知りたいと思う親がほんとにいるのだろうか。
いや、ひたすら我が子の成績向上だけを願う親は、知りたいのだろう。そして、こうした一部の親の願いを進んで受け入れて教育を変えようとする一群の人達がいる。要するに、学校も早く、進学塾や予備校のようになってほしいのだろう。

子どもにすればたまったものではない。いや、我が子の健全な成長を望み、楽しい小中学校生活を送ってくれることを願う親にとっては迷惑至極だ。

校長は反対するだろうか。教育者として、一人でも反対し、指示に抗議する校長が現れるのか。また、教師たちも反対するだろうか。いや、PTAや親たちも抗議をするだろうか。


子ども、その親、教師などのことを考えずに、こんな指示を出した教育委員会。どんなところだ?とちょっと調べてみた。たった6人の定員だ。

委員長は長谷川恵一。元松下の社員だったそうだ。
委員長代理 高尾元久 元サンケイ新聞の人らしい。
委員 大森不二夫 元文部省にいた人物
   西村和雄 大学教授。今の子は学力がない、としきりに強調している学者らしい。
   林 園美 橋下市長から面接でさいよう採用された主婦
   永井哲郎 元教育長?よく知らん。

情報が古くて正確ではないかもしれないが、どの人物も、おそらく橋下氏の方針に盲従するだけで、子どもの幸せなんか考えたことがない人かもしれない。
この人達が、あの民間校長を面接で採用した(半分は失格者だった)。
いったい、どんな会議で、どんな議論があって今回のことが決まったのかぜひ公表すべきだ。

校長よ、成績公表せよ、という指令に一人でも反対せよ。せめて教育者としての誇りと意地を見せてほしい。応援する親もきっといる。