虎尾の会

幕末の草莽の志士清河八郎の会の名を盗用しています。主人は猫の尾も踏めません。

新刊屋さんにて 小説フランス革命

2008-12-06 | 読書
新刊屋さんにはほとんど行かない。近くに大きな新刊屋さんがないためだが、あったとしても、高いし、いい本はないと思っている。

古本屋さんをするとしたら、「40年前は、こんなにいい本があった!」なんて旗でもふってみたい気がしている。たとえば、世界文学全集、今の新刊屋さんに置いているのだろうか(個人編集の新しいヤツはあるのだろうが)。昔は、河出書房新社のグリーン版というのがあった。あの緑の箱、緑の造本は実にセンスがよかった。

新刊屋さんといっても、ジャスコの店内にある本屋さん。
飯島和一(だったけ?)「出星前夜」を探した。あった。2500円(だったか、うろおぼえ)。買いたいな、と思いつつ、2500円あったら、古本で世界ノンフイクション全集が5冊、世界文学全集だって、20冊くらい手に入るぞ、なんて考え、棚に返す。

中公文庫の前に立つと、ゲバラの文庫が平積みにされている。この時代にゲバラとは、珍しいな。本の帯を見ると、映画化なんて書いてある。そうか。来年、ゲバラの一生を2部に分けて描いた映画が公開されるらしい。日本の若者はどう見るのだろう。

何も買わずに本屋を出ようとしたところ、小説フランス革命という字が目に飛び込んだ。佐藤賢一「小説フランス革命①革命のライオン」(集英社)だ。これは全10巻の予定らしい。とうとう出たか。何も考えず、そのままレジに持って行った。1500円。図書館で借りるという手もあったが、この本が図書館に入るのは、まだずっと後だろう。第1巻は、ミラボーが中心になる。むろん、ロベスピエールも登場。ロベスピエールはたぶん、最初から最後までこの小説の主人公になると思う。わかりやすくおもしろそうだ。

「出星前夜」については、図書館においてあることがわかったので、予約した。

画像は唐招提寺。本文とは何の関係もありません。

ETC車

2008-12-06 | 日記
オートバックスで夏用タイヤを冬用タイヤに換えてもらった。こちらは冬季、道が凍結する場合があるからだ。ついでに、あのETC機器を車に設置してもらった。ETC機器と設置代で1万円。

秋の初めごろ、景気対策で、高速道路を値下げする、どこまで走っても1000円にする、ただしETC車だけ、というような報道が大大的にあったと思う。最近はあまりこの高速道路の料金値下げの話は聞かないが、どうなっているのだろう。

だいたい、ETC車だけ安くするなんておかしい。ETC機器を売る会社が喜ぶだけのような感じがするが。しかし、高速道路は高すぎる。安く走れるのなら、1万円のETC設置も無駄にはならないと思ったのだけど。だまされたかも・・・。

山の紅葉も枯れてきたようだ。もう冬だ。

画像は薬師寺