らんかみち

童話から老話まで

ハマスゲは、すげ~!

2015年05月26日 | 酒、食
             

 フローレンス・フェンネルに寄り添うように芽を出しているのを、うちの方じゃ「ニライモ」とも「竜のヒゲ」とも呼んでいるようだ。コンパニオン・プランツではなく偶然だろうと思うけど、フェンネルの間際に限って出ていやがる。

 最初はただの雑草だと高をくくっていたところ、とんでもない勢いで伸びてくる。マルチをかけていても突き破って出てくる。アスファルトさえ平気で突き破る。引き抜こうとしても途中でちぎれてしまう。
 掘ってみると、かなり深いところに小指の先ほどの芋らしき物があり、それがさらに分岐して別の芋を作り、そこからも芽が出ている。地下茎で増えるんだ!

 検索してみたら「ハマスゲ」というのが正式名称で、除草剤で駆除できるという。でも他の作物に悪かろうと思えば除草剤は使いづらい。思案しているうちにもどんどん増えてきて、畑全体が占拠されそうになったので仕方なくラウンドアップをピンポイントで散布した。

 この雑草が癌に効けば良いのになぁ、と思っていたらなんと、食用にもなるし生薬としても輸入されているという。2000年ほど前のスーダンのご先祖さまたちはこの芋を食べていたらしく、すこぶる健康的な歯を持っていたとwikiに書いてあった。
 正式には芋ではなく塊茎というそうで、中国で香附子(こうぶし)と呼ばれ、漢方では重要な婦人病薬なんだそうな。

 知らなかったなぁ! 婦人病がどんな病気か知らないけど、これを食べていたら痛風とかの生活習慣病にはかかりそうもない。抗菌作用もあるらしいから、口内病にもかかりづらいとか。この有用な植物をいつ頃から雑草扱いしだしたんだろうか。美味しくないんだろうということは容易に想像できるんだが……・

痛風は貧乏人病ですね

2015年05月25日 | 酒、食
 創味シャンタンを使うのをやめたら痛風発作が治った。酒はやめてないから、原因を突き止めたといって良いのだろう。
 しかしだ、旨味調味料というものは麺つゆにも入っていたりするし、どんな食品に使われているか分からないので完全に忌避できるわけではない。国産のワインにまで添加物として使われているんだからね。

 外国産の食品、たとえばSPAMなんていかにも旨味調味料が入っていそうだけど、あれを食べてもなんともない。どうやら欧米系の人たちは旨味調味料が評価できないか、不味いばかりじゃなく頭が痛くなるらしい。

 彼らに痛風が多い要因は飽食にあって、いわゆる贅沢病だろう。現代の日本人に痛風を患う人が増えた要因は、旨味調味料にあると、ぼくは睨んでいる。外食産業に従事していた人に聞いたら「とんでもない量の人工調味料を使わないと若者は美味しいと評価してくれないんです」という。

 蕎麦は、ぼくにとっては危険な食品の代表格だ、というのも出汁を取る鰹節がプリン体の宝庫だから。蕎麦なんていかにもヘルシーな食品に思うかもしれないけど、自分で蕎麦つゆを作っていた頃は痛風発作に悩まされていたもんだ。

 蕎麦汁の味に自信が持てなかったので、一日中味見する。そんなことやっていたら舌がマヒして味が分からなくなる。だから更に味見するという悪循環。プリン体ばかりか、塩分だって摂りすぎ!

 というようなわけで、日本人は旨味を求めて古来より苦闘してきたのが徒となり、旨味が科学的に簡単に手に入るようになった今、それらを使い過ぎていないか。
 一食三十円のインスタントラーメンを旨くするために、どんだけの旨味調味料を使っているのやら。贅沢病どころか貧乏人病だよね、現代日本人にとっての痛風ってのは。

生還した者の忠告

2015年05月23日 | 暮らしの落とし穴
 大病から生還した知人に声をかけようとしてタイミングが合わないまま数ヶ月が過ぎ、次に見かけても声をかけ辛くなっていた。ところが今日、バッタリ会ったら彼の方から声をかけてきた。
「利き手がマヒしてしまって不便だけど一命はとりとめたからね、良しとしなくては」と、ポジティブな言葉が聞かれた。

 うちも他人事じゃないので彼の言葉を真剣に聞いた。生活習慣ってのが大事だと頭の隅では理解していても、現実に直面しないと人はなかなか行動には移せないもんだろう。
「あんたも気をつけるんだね」と、逆に警告されて別れたけど、耳の痛い言葉だ。

 ぼくも血圧高めとの診断が下されているので節制してはリバウンドの繰り返しで今日に至っている。スポーツジムに通っていた頃は、「血圧が高いので今日はウェイトトレーニングは出来ません」と断られて愕然としたこともあったなぁ。
 わりと危ない橋を渡っていたというか、今は危ない橋を叩きながら……叩き過ぎて橋が壊れそうになっているのかも!

旨味調味料は危険調味料

2015年05月22日 | 酒、食
          

 味覇の他にも味玉(ウェイユゥー)という調味料も使ったことがあるけど、中味は味覇と同じなんだそうな。つまり創味のOEMだということ。日本食研なんかも相手先ブランドを供給しているらしく、我々が知らないだけで、有名焼き肉店のタレも作っているんだとか。

 それはともかく、創味シャンタンは使えないということが判明した。ぼくが使って食べたらいけないという意味。というのも、あれで塩焼きそばを頻繁に作って食べていたら、痛風発作がでた! 

 そのときは気付かなかったけど、いつまでたっても痛みが治まらないので、原因をあれこれ考えて出た結論が創味シャンタンだった。もちろん飲酒が主要因であることは認めるけど、調味料がだめ押しなんだと思う。

「味覇 プリン体」というキーワードで検索しても含有量はヒットしないけど、旨味成分たっぷりなら当然プリン体も多いということ。旨いということは、危険と隣り合わせということ。自明の理なのに、迂闊だったよ。自分が食べるためには、旨味調味料は使えないんだねぇ!
 

ウィパァーと創味シャンタンの戦いにエールを

2015年05月21日 | 暮らしの落とし穴
 仁義なき戦いの火蓋を切った感のある、味覇(ウェイパァー)と創味上湯(ソウミ・シャンタン)だけど、これを機に両者を使ってみた。
 チューブ入りのウェイパァーが使いやすかろうと思ったけど、意外にも絞り出すのに力が要るので、使い勝手は缶入りと大差ないか。

 肝腎の味だけど、チューブ入りと缶入りのを直接なめてみる限りでは、明らかに味が違う。でも炒め物に使ってみたらその差が良く分からない。同じ条件で同じものを炒めたわけじゃないから自信はないけど、どっちも美味しい。

 塩焼きそばが美味しくできなくて、試行錯誤したあげく焼きそば屋台の兄ちゃんに聞いたけど、「塩焼きそばは難しいです」という答えが返ってきた。
 専門家でも難しいのなら素人に出来るはずないよなと諦めていたけど、創味シャンタンを使ったら良いものが出来た。これだったのか!

 そこまでは良かった。野菜炒めにも、スープにも、味噌汁の隠し味とか、色々と使ってみても期待を裏切られなかった。でもこれが、後々とんでもない結果を招くことになる。今はまだ検証中ではあるけど……。