らんかみち

童話から老話まで

痛風は貧乏人病ですね

2015年05月25日 | 酒、食
 創味シャンタンを使うのをやめたら痛風発作が治った。酒はやめてないから、原因を突き止めたといって良いのだろう。
 しかしだ、旨味調味料というものは麺つゆにも入っていたりするし、どんな食品に使われているか分からないので完全に忌避できるわけではない。国産のワインにまで添加物として使われているんだからね。

 外国産の食品、たとえばSPAMなんていかにも旨味調味料が入っていそうだけど、あれを食べてもなんともない。どうやら欧米系の人たちは旨味調味料が評価できないか、不味いばかりじゃなく頭が痛くなるらしい。

 彼らに痛風が多い要因は飽食にあって、いわゆる贅沢病だろう。現代の日本人に痛風を患う人が増えた要因は、旨味調味料にあると、ぼくは睨んでいる。外食産業に従事していた人に聞いたら「とんでもない量の人工調味料を使わないと若者は美味しいと評価してくれないんです」という。

 蕎麦は、ぼくにとっては危険な食品の代表格だ、というのも出汁を取る鰹節がプリン体の宝庫だから。蕎麦なんていかにもヘルシーな食品に思うかもしれないけど、自分で蕎麦つゆを作っていた頃は痛風発作に悩まされていたもんだ。

 蕎麦汁の味に自信が持てなかったので、一日中味見する。そんなことやっていたら舌がマヒして味が分からなくなる。だから更に味見するという悪循環。プリン体ばかりか、塩分だって摂りすぎ!

 というようなわけで、日本人は旨味を求めて古来より苦闘してきたのが徒となり、旨味が科学的に簡単に手に入るようになった今、それらを使い過ぎていないか。
 一食三十円のインスタントラーメンを旨くするために、どんだけの旨味調味料を使っているのやら。贅沢病どころか貧乏人病だよね、現代日本人にとっての痛風ってのは。

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