らんかみち

童話から老話まで

神の木と対峙して

2014年03月22日 | 暮らしの落とし穴
 昨夏の長雨で神社の木が倒れて家の屋根を直撃したけど、運良く惨事は免れた。あの事故におののいて神社の木を点検したら、あちらこちらで危険な状態になっていた。そりゃそうだ。たぶん神社が建立されてから一度も剪定や伐採をしたことがないはずだから。村の古老がそうおっしゃるのだから間違いなかろう。

 倒れた木はエノキで、非常に成長が早いらしい。更にデカイエノキが、倒れた木の後ろに控えていて、それを根こそぎ切ってしまわないと、今度こそ惨事になる。小高い場所に建てられいるので、できた当初は吹きさらしだったんじゃなかろうか。
 200年ほど経過した今はウバメガシがすっかり大きく成長して鎮守の森は風格をたたえている。

 それは良いけど、繁茂しすぎて光が届かず、下草が生えなくなった。そうなると地盤が弱くなり、崩れやすくなるという。ウバメガシの根も脆い岩を穿つように伸び、崩落に拍車をかけている。かなりな規模で剪定しないと、将来に禍根を残すことになる。

 そう考えるのは、神を畏れぬ者であるらしく、信心深い方々から猛反対されている。しかし森が崩れたら元も子もないし、民家に被害が及ぶのだけは避けたい。剪定とか伐採に反対する人たちの気持ちも分からんでもないけど、事が起きて後ろ指指されるのは、ぼくだからね。

 本日、剪定業者の実働部隊と現場の確認をしたところ、新たな問題が見つかった。当初の予想より剪定の範囲が広がるようで、「やっていいですか」と聞かれた。そんなの否も応もないだろう。お叱りを受けるのはぼくだけど、命まで狙われることはないだろうから。

 それはともかく、業者が最後におっしゃったのは、「必ずお祓いを済ませておいてくださいよ」だった。そうかぁ、そうだよねぇ、御神木ではないけど神社の木を切るんだから。そこんとこへ思いが至らなかったぼくは、やっぱ罰当たり者だわ!

3月21日(金)のつぶやき

2014年03月22日 | 暮らしの落とし穴

保温を始めて71時間経過したニンニクは、ようやく茶ニンニクへと色づいた。


中田聖子 チェンバロ リサイタル Vol.11 (フランス組曲全曲) Part IV goo.gl/Y7wO7k