らんかみち

童話から老話まで

離島料金に泣いている

2014年03月26日 | 暮らしの落とし穴
 炊飯器が壊れたのを受け、別の古い炊飯器を復活させたけど、それも調子が悪い。消費税アップにかかわらず買い換えはやむなしだが、一週間ほど価格comをウォッチしているうちに目当ての製品がプチ高騰した。受注が多くて配送に遅れが出るかも知れないと書いてあるから、駆け込み需要の影響で足元を見られたか?

 買い換えが急務でありながらぐずぐずしていたのは、値下がりを期待してのことではなく、ネコに運ばせているショップを探していたから。飛脚に運ばせているショップで購入すると、たとえ「送料無料」と書かれていても中継料金が発生する。
 いつぞやは「そちら様は離島ですので、離島料金が発生します」と、発注してから電話をいただき、「離島扱いするんじゃねぇ!」と激高しそうになった。ちょっと前までは、紛れもなく離島だったけどね。

 電話で対応してくれるところは実に親切なショップといえる。もうキャンセルしようかとすねていたら、「確認したら中継料金が発生するのだそうです」と再び電話があった。離島料金ではなく、中継料金なら仕方ない。降参しようと思ったけど、「別の配送業者に聞いてみます」といわれ、最終的には送料が無料となった。
 それは3年ほど前のことだけど、最近はネコに運ばせているショップが激減し、メール便意外は泣く泣く中継料金を払っている。

 1000円という中継料金を払うのが惜しいってのは否定しない。それよりも、広島側の島ではそんな無駄な料金は発生していないんじゃないかと邪推したとき、うちの島が蔑ろにされているようで、やるせない。

 運送業界のことは知らないけど、個人向けの宅配はネコが強すぎて、飛脚は企業との取引に比重を移したんだろう。いま送料が無料になるのは、飛脚が投げだしたのをネコが引き継いだAmazonくらいだろうか。
 Amazonが直接販売している商品は価格が高い印象もあるけど、プライドと無駄な料金を秤にかけ、少しくらいの差なら、なけなしのプライドを優先させる、たぶん、当面は……。

3月25日(火)のつぶやき

2014年03月26日 | 暮らしの落とし穴

黒ニンニクを炊飯器に入れてから1週間。ほどよく仕上がっているけど、あと一息という感じ。 pic.twitter.com/r5yrah6Qzl



ユリネとレンコンのハンバーグ

2014年03月25日 | 暮らしの落とし穴
              

 レンコンは一度ゆでてから天ぷらにする面倒はあるけど、カラッと揚がったときシャキシャキ感がたまらない。下さった方は「すり下ろしてハンバーグにしても乙」とおっしゃっていたので、本日はレンコンとユリネのハンバーグ。

 レンコンはすり下ろして水を切る。ユリネはホクホク感を出すために大きめのみじん切り。タマネギを入れようかと、冷蔵庫で半身の体勢で待機しているタマネギを、何度かキャッチ・アンド・リリース。
 とはいえ初めてのことなので、レンコンとユリネの御利益を体感すべく、タマネギには引導作法。

 味付けは自家調合の選択肢を捨て、賞味期限切れのハンバーグ・スパイスをチョイス。半額シールの貼り付けられた牛豚合い挽き肉を卵と共に投入して攪拌。あ、パン粉も少々ね。

 ここまでやったら完璧だろう。もちろん自信満々で焼き上げて熱々をパクリ……まっずぅ! ハンバーグを食べて男爵芋の食感口に広がったら、がっかりだ。
 ハンバーグって、肉の旨味はもちろんのこと、プルプルとかツヤツヤした弾力感と挽き肉のツブツブ感が身上か。ホクホク感は要らなかったんだねぇ。

 ひょっとしてタマネギのみじん切りを入れたら問題は解決するのかも知れない。でも、つまるところレンコンとユリネをハンバーグに混ぜても霊験あらたかになるわけじゃない、ということは証明された。やっぱり、伝統は踏襲されるべきものなんだねぇ。

ジャパニーズ・オンリーなんて、幻想であり願望だ

2014年03月24日 | 暮らしの落とし穴
 先日来られた森林組合の方に剪定の現場を案内していて、竹が枯れていることに気が付いた。竹って、花が咲いたら枯れるんですよねと聞いたら、「花を見たことはありますか」と聞き返された。そんなもの見た記憶はない。
「そうでしょうね、70年に一度っていいますから」と。そりゃ見ていなくても、ぼくの過失とはいえんな。
 
 竹は種類によっては世界中で一斉に開花し、竹林が消滅してしまうらしい。幸か不幸かは分からないけど、モウソウチクについては地域差があって、毎年のようにどこかで花を咲かせて枯れているらしい。
 当地ではモウソウチクが隆盛を誇り、耕作放棄地は竹林へと姿を変え、筍はイノシシを育んで過疎化という傷口を塩揉みをする。全国的に見ても田舎はどこも似たような状況で、人類は竹や野生動物との生存競争に敗れようとしているのだ。

 外来生物を含めた野生動物を駆除するな、と主張する人たちがいる。生類憐れみの感傷としては理解できるが、当地ではイノシシを駆除しているという感覚はなく、戦っていると痛感している。
 その戦いに勝利したことは、まだない。それどころか、猿がやって来たという情報もある。アライグマは既に侵入しているかも知れない。遠からず熊まで繁殖するようになるのだろうか。

 昭和初期に撮影されたと思われる当地の航空写真を見ると、標高300mほどの山のてっぺんまでミカン畑が広がっている。ということは竹林がほとんどなかったわけで、イノシシもいなかったはず。
 ところが、その200年前はイノシシとシカによる被害に苦しみ、お殿様の命で駆除したという記録が残っている。
 
 日本は、他国の侵略を受ける前に野生動物の侵略に屈するかも知れない。日本の国土を維持していくためには子育て支援が急務ではあるけど、野生動物、特にイノシシの子育てには到底敵わない。

 内閣府が移民の大量受け入れを検討している、というニュースがあった。仮に当地の竹林が来年枯れてしまったとしてもイノシシが減るわけじゃないから、日本が国家としての体を維持するためには移民を受け入れるしかないのだろう。
 都会の人には理解してもらえないだろうが、もう待ったなしの段階だと思う。サッカーの試合で「Japanese only」とかって問題もあったけど、都会の人は日本がこれから先も健全に成長していける、という幻想を抱いている人が多くないかい?

3月23日(日)のつぶやき

2014年03月24日 | 暮らしの落とし穴

そば畑の施肥はペレット鶏糞。窒素2.3、燐5.4、加里2.9と、そばに適した成分比。臭いも弱い。 pic.twitter.com/BVEAevKyrV



独活と土筆のコラボ

2014年03月23日 | 暮らしの落とし穴
           

 つくしをいただいたけど、毎度のごとく玉子とじでは芸がないな、と思っているところへ、れんこんをいただいた。こりゃもうてんぷらしかない。でも二品だけのてんぷらも……思案しながらスーパーをうろついていたら、うどが半額! 

 うどなんて、このあたりの人は喜んで食べたりしないから、きっと売れ残る、そう確信したのは二日前のこと。毎年一度は見かける気がするけど、アクの強い食材って、当地ではあんまり人気がないんよねぇ。

 うどはてんぷらにしても存在感はしっかりしている。でも、つくしは何を食べているのか分からない。ちょっとくらいのザラザラ感やアクは春の味覚、と甘受して玉子とじがベターなようだ。

3月22日(土)のつぶやき

2014年03月23日 | 暮らしの落とし穴

#黒ニンニク は仕込んでから95時間が経過。皮も色づいてきたので中身を食べてみた。ニンニク臭さはほぼ消えているけど、味がない。前にいただいた黒ニンニクは酸味があってジューシー、かつ熟成香のようなものを感じた。まだ黒くなってないしね。 pic.twitter.com/Sks6D580yL



神の木と対峙して

2014年03月22日 | 暮らしの落とし穴
 昨夏の長雨で神社の木が倒れて家の屋根を直撃したけど、運良く惨事は免れた。あの事故におののいて神社の木を点検したら、あちらこちらで危険な状態になっていた。そりゃそうだ。たぶん神社が建立されてから一度も剪定や伐採をしたことがないはずだから。村の古老がそうおっしゃるのだから間違いなかろう。

 倒れた木はエノキで、非常に成長が早いらしい。更にデカイエノキが、倒れた木の後ろに控えていて、それを根こそぎ切ってしまわないと、今度こそ惨事になる。小高い場所に建てられいるので、できた当初は吹きさらしだったんじゃなかろうか。
 200年ほど経過した今はウバメガシがすっかり大きく成長して鎮守の森は風格をたたえている。

 それは良いけど、繁茂しすぎて光が届かず、下草が生えなくなった。そうなると地盤が弱くなり、崩れやすくなるという。ウバメガシの根も脆い岩を穿つように伸び、崩落に拍車をかけている。かなりな規模で剪定しないと、将来に禍根を残すことになる。

 そう考えるのは、神を畏れぬ者であるらしく、信心深い方々から猛反対されている。しかし森が崩れたら元も子もないし、民家に被害が及ぶのだけは避けたい。剪定とか伐採に反対する人たちの気持ちも分からんでもないけど、事が起きて後ろ指指されるのは、ぼくだからね。

 本日、剪定業者の実働部隊と現場の確認をしたところ、新たな問題が見つかった。当初の予想より剪定の範囲が広がるようで、「やっていいですか」と聞かれた。そんなの否も応もないだろう。お叱りを受けるのはぼくだけど、命まで狙われることはないだろうから。

 それはともかく、業者が最後におっしゃったのは、「必ずお祓いを済ませておいてくださいよ」だった。そうかぁ、そうだよねぇ、御神木ではないけど神社の木を切るんだから。そこんとこへ思いが至らなかったぼくは、やっぱ罰当たり者だわ!

3月21日(金)のつぶやき

2014年03月22日 | 暮らしの落とし穴

保温を始めて71時間経過したニンニクは、ようやく茶ニンニクへと色づいた。


中田聖子 チェンバロ リサイタル Vol.11 (フランス組曲全曲) Part IV goo.gl/Y7wO7k