らんかみち

童話から老話まで

重いコンダラ

2008年04月29日 | 暮らしの落とし穴
 ♪思い~込んだぁら、試練の道ぃを~中略~巨人の星をつかむまで、血の汗流せ、なみだをふくな……後略。
 これは「巨人の星」という30年以上も前に放映されたアニメのテーマソングですが、友だちと話していて「飛馬が引いている、整地用のローラーのことを、重いコンダラ、だと思い込んでいた」というのを聞いて笑ったぼくでした。

 ところが、昨夜の夢にその重いコンダラを引く星飛馬が出てきて、ぼくは危うくひき潰されそうになりました。難を逃れて飛馬の顔を見たら、泪を垂れ流しているじゃありませんか。それを見てぼくは愕然となりました。
「なみだをふくな」という歌詞は、文字通りなみだを垂れ流せという意味であって、なぜそうしなければ? どうしてハンカチで拭いてはいけないのだろう? と30年間この命題にずっと向かい続けてきたぼくですが、夢から覚めてやっと分かりました。
「なみだをふくな」というのは、「人前で泣くな」という意味だったのだ、と分かったのです。

 まったく重いコンダラを笑えない恥ずかしいぼくです。でもあのアニメ、やたらと泪を流していたような記憶があるので、ひょっとしたら、「なみだを流し惜しむな」という意味なんでしょうか?