らんかみち

童話から老話まで

瀬戸内海の鮎

2008年04月01日 | 暮らしの落とし穴
 このところの温暖化の影響でしょうか、ここ瀬戸内海でも鮎が水揚げされるようになったので、早速仕入れて飴煮を作ってみました。
 言うまでもないですが四月バカというやつで、よもや信じた人はいないでしょう。まったくバカバカしいったらないですね、こんなのに頭をひねるなんて。
 
 写真は琵琶湖の賜物、子鮎の飴煮です。琵琶湖にしか住まない種類の鮎ではなく、琵琶湖では10cmくらいにまでしか育たないのだそうで、それがかえって幸いしました。鮎を丸ごと食べられるんですから。
 
 この料理法はイカナゴの釘煮とそうかわらないと思うんですが、鮎の状態と相談しながらの綱渡りみたいな神経を払いつつ調味料、とくに山椒の量を調節するらしいです。
 だから毎回のように味が違って当たり前で、その違いを楽しむのも一興とのこと。今回いただいたのは、鮎の風味を活かすために山椒が控えられており、実に品良く仕上がっています。さっそくこれに合う上品な酒を仕入れねば!