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らんかみち

童話から老話まで

LRのレースは観たくない

2008年08月11日 | エンタメ
スピード社水着の北島「金」でも、販売権持つゴールドウイン株下落(読売新聞) - goo ニュース

 ぼくもひところSPEEDO社のパンツはいてスポーツジムで泳いでたんですが、おなかが邪魔をして早く泳げず、お婆ちゃんに追い越された経験があります。あのときレーザーレーサーがあったら絶対に負けなかったのに、と悔やまれてなりませんが、もしLRを着てたら呼吸不全で溺れていたかもしれません。
 
 それにしても北島選手の強さには恐れ入りました。下半身だけのレーザーレーサを着用しての金メダルですけど、あの泳ぎならミズノの水着でも勝てたんじゃないでしょうか。そんな印象を受けたレースでしたが、だから株価が下落したんでしょうか、違いますよね。
 
 今大会はハイネックの黒いレーザーレーサーを着用する選手が多く、レース中は男子なのか女子なのか分からんのがいかんのです。男子選手の鍛え上げられた筋肉美を堪能できるわけでもないし、女子選手の肉感美は水着の効果で凹凸が消えてしまいました。これでは競泳の魅力はビジュアルの点で半減してしまいます。
 水中カメラの迫力映像も、黒いイルカたちの葬列のように見えて、そこはかとなく物悲しくなります。日本国旗をあしらった赤い水玉模様とか、ぼくとしてはもっとカラフルな水着のレースを楽しみたいんです。

ヒロインに選ばれるのも良し悪し

2008年07月24日 | エンタメ
 来春から始まるNHKの朝ドラ「つばさ」のヒロインに女優の多部未華子さん(19)が選ばれたらしいです。かわいい子ですよね。
 ところで昔はNHKの朝ドラに起用されるのは大変な栄誉であったと思うんですが、昨今はちょっと事情が違っているようです。というのも、今やってる「瞳」の栄倉奈々さんは、「下品で礼儀を知らない傍若無人な小娘」と思われて敬遠されているのか、CMもあまり見かけない気がします。
 
 Yahooの「瞳」レビューも、ついにメンテナンスの名の下に閉鎖されてしまったらしいです。粗探しのために「瞳」を観て、目に余る内容の書き込みが増えたので、NHKがYahooにお願いしたとか、圧力をかけたとかいわれてますが、本当のところは知りません。でもたしかに対岸の火事を見るような気持ちでぼくも読んでいたので、大きなことはいえないです。
 
 それにしても悪役をやって街を歩いたら後ろ指差されるとは聞いたことがありますけど、なんでヒロイン役をやって世間に嫌われにゃならんのかってことですよね。評判の良くないドラマのヒロインに抜擢されても迷惑かなって思いますけど、若い子に選択肢はそんなにないわけで、気の毒っちゃ気の毒です。

ラストフレンズ総集編

2008年06月26日 | エンタメ
「モトクロス」っていうキーワードでドラマ「ラスト・フレンズ」の総集編を観て、初めは甘ったるいラブストーリーを想像してたんですが、あれってホラーに近い怖さを感じるドラマですね。
 
 それにしてもルカを演じてるのが上野樹里さんとは気がつきませんでした。役者ってのはすごいもんだなぁって、メイクやなんか含めて感心します。でも総集編では意味不明な部分が多くて、改めてじっくりと観直そうと思ってます。

羽生ジェネレーションⅡか?

2008年06月17日 | エンタメ
羽生が永世名人に 将棋の名人戦、第6局(共同通信) - goo ニュース

全米オープンゴルフはタイガーウッズが優勝するし、将棋は羽生が名人位を奪回という結果に、最強の人間はいったいどこが他の人に抜きん出ているのだろう、と不思議で仕方ないです。ライバルだって最強の彼等と同じだけか、それ以上に努力しているでしょうに……。

ゴルフなら、ボビー・ジョーンズ、ベン・ホーガン、ジャック・ニクラウスときて、タイガー・ウッズ。将棋なら、木村義雄、大山康晴、中原誠ときて、羽生善治。
それぞれの時代でオーバーラップしながら最強の者が現れては次代の強者が受け継いでいく。彼らの前では、アーノルド・パーマーや谷川浩司17世名人でさえ脇役だったのか! と後になって気付く歴史は驚異的です。

(故)黒沢明監督は「才能とは記憶力活かす力だ」と言ったそうですが、先人の技術や精神性みたいなものを受け継いでこそのオリジナリティーだとの意味でしょうか。
それはともかく、ホーガンとタイガー、木村と羽生、大鵬と朝青龍、かなわぬ夢だけど、空想の中で戦わせてみるのは楽しいですね。

朝ドラ「瞳」のレビューが楽しみ

2008年06月14日 | エンタメ
 NHKの朝ドラ「瞳」は観てないんですが、Yahooの瞳レビューはとても面白いです。圧倒的に多いアンチ瞳のレビューに対して、瞳シンパのゲリラ的な反撃が始まり、白熱した議論というより不毛な論戦(喧嘩といっても過言でない)が展開されているからです。
 
 そのいさかいの様たるや、まるでイスラエルの仕打ちにパレスチナが石つぶてで反撃するのに似て、ドラマはともかく瞳シンパを応援したくなります。こういうのを判官びいきっていうんでしょうか。
 でもやってることは、どちらの立場に与して考えても、ドラマそっちのけで論戦のための論戦をやっているに過ぎない印象を受けるレビューもあったりします。
 
 今日はまた、NHKの「ご近所の難問解決」という番組も観ました。テーマは「野良猫被害の解決」で、野良猫に餌を与える立場の人と、糞尿などの被害を蒙っている方々が対決したんです。
 向かい合った両者の間には一触即発の緊張感が漂っていて、どうなることやら、とハラハラしながら観ていたら、フィクサーとでもいう立場の人が両者の溝を埋めたんです。
 
 ぼくはこの解決法に思わず「ガッテン、ガッテン!」とやってしまいました。でもそれは「けだし名案」というのではなく実に単純なことで、対立する両者を話し合いのテーブルにつかせる、ということだけだったんです。
 
 一見すると猫の習性を理解して云々という名案なんですが、それはいうなれば単なるコミュニケーションツールとしての電話みたいなもの。まんまと両者をだますのに成功します。でもみんな本当はだまされていると知っていながら、共に解決の道を模索し始めるんです。ここが素晴らしい!
 
 ドラマ瞳を巡って対決している方々も「話せば分かる」んでしょうが、互いを別っている垣根が取り払われたとしても、ドラマが改善するでなし。
 民法だったらスポンサーが黙っていないだろうから、打ち切りなり脚本の練り直しとなるんでしょうが、NHKは独立性を保って突き進むに違いないので、議論に実りは無さそうです。
 
 それにしても今夜から始まった「監査法人」は、のっけから登場人物が正義感と妥協の間で葛藤する様が描かれ、手に汗握りました。朝ドラもこういうテイストで一発かましてみたらどうなんでしょうね。

ドラマ「瞳」を評価できない節穴?

2008年05月21日 | エンタメ
 つづき

 あさのあつこさんの文章を一言で決め付ける暴挙が許されるなら、「冗長な文章だ」といえるでしょうか。ふんわり始まった話がだらだら進み、いつの間にやらクライマックスを迎えているのに、大げさな表現とか、極端に興奮したような様子は描写されません。まるで井戸端会議に集まったおばちゃんたちの、取り留めも無い話が止め処も無く続くのに似ています。
 
 それが女っちゅうもんや、といわれればそうなんでしょうが、主人公の心情を吐露するあたりは、うまいな! って唸らされます。登場人物のキャラが明確に書き分けられているのも退屈しない要因でしょうが、なんといってもLOVE(恋愛感情)が全編に亘って貫かれているのは、大きい。
 そして最後は勧善懲悪で一巻の終わり。悪人を一人も登場させない作家もいますけど、このシリーズにかぎれば、悪人は何らかの罰を受けます。それがときには増長する人類であったり……。
 
 もしかしたら「瞳」も腰を据えてずっと観ていれば途中からおもしろくなるのかもしれません。でも銭をとっているプロの脚本家や演出家なら、最初のつかみがいかに重要か十分に理解しているはず。
 名の通った役者さんを使っているから視聴率は良いだろうと、安易に見切り発車したみたいな「瞳」には金を払えんぞ! と怒る方にシンパシーを覚えます。
 
 これほど観ていて腹の立つドラマも少ないですね。もしかしたら歴史に残るかもしれません。そうなったら我々は時代の証人ですが、ひょっとして外国で受けたらどうしましょう。「瞳」が時代の先端のその先を行くドラマだったら、我々はドラマを観る目が無かったということになります。亡くなってから初めて評価された画家ゴッホの作品を、当時の人が評価できなかったように。

 おわり

朝ドラ「瞳」の社会問題化

2008年05月19日 | エンタメ
 NHKの朝ドラ「瞳」なんて、はなっから観てないんですが、yahooテレビの瞳レビューを読んだらすごいことになってるじゃないですか。「視聴料を選択番組制にしろ」「NHKに抗議文出した」「やらせレビューを書くな」「子どもに見せたくない」等等、社会問題に発展しそうな勢いです。
 こりゃドラマを観てないと世の中に乗り遅れるぞ、とぼくも「瞳」を観たんですが、なるほど、こりゃいかん! とレビューが納得できるドラマの不出来具合です。
 
 だからといって「瞳」が嫌なら観なければ良いじゃないか、とはいかないらしいんですね。1日のリズムが狂うので、ドラマの時間にはお茶など飲んで一息ついていたい人も多いようです。NHKファンも多いようなので、愛憎入り交じったゆえの酷評なのでしょう。
 まあしばらくは我慢を重ね、次の「だんだん」に期待するとして、「テレパシー少女欄」というアニメが6月21日から土曜日に放送されるようです。原作は「バッテリー」でおなじみの「あさのあつこ」さんで、実はぼくの愛読書なんです。
 
 つづく

映画「神童」を観て哀しい

2008年05月14日 | エンタメ
 昨日書いたyoukuですけど、こんなことやって良いのか? とモニターに向かって叫びたくなるような、著作権意識を欠いてるんじゃないかと思える動画がアップされてます。
 見逃したドラマや映画が丸々一本2時間ほどが、何の制限もなく視聴できるので、どこのどなたか存じませんけどありがとう! と観せていただいたらぼくも同罪でしょうか?
 
 そういう手口で、映画「神童」を見た感想ですが、はっきりいってショックです。原作は「さそうあきら」さんの漫画ですけど、オリジナルの意図をどこまで無視しする気だ! と怒りの手紙でも書きたいくらいです。
 たぶん映画の製作者は、原作の漫画が好きじゃないんでしょう。人気の出た作品だから映画化したというだけ、そうでなければあれほどまでにストーリーをハショリ、改ざんしまくって無駄なシーンを撮らないのではないでしょうか。
 
 弟子を通り魔みたいな男に刺し殺されたり、自作の尊厳をここまで貶められた、さそうあきらさんに同情を禁じえません。それにしてもこの映画、興行的に成功したんでしょうか。原作を読んでいないと理解できないようなところもありますし、主人公の言葉遣いなど、反感を買うところも多くないでしょうか。
 でも一つだけ感動したところがあります。モーツァルトのピアノコンチェルト20番だけは良い、文句なくあのシーンにぴったり! もういちどピアノを弾きたくなります。

ハチワンダイバー、始まったよ

2008年05月06日 | エンタメ
「ハチワンダイバー」というドラマがフジテレビでスタートしました。プロの将棋指しを目指しながら、年齢制限で挫折した青年の活躍する物語です。こういってしまえばありがちな設定で、NHKの朝ドラ「ふたりっこ」を思い出しますし、基本的にはあのドラマや、少年漫画のデフォルトを踏襲していることに変わりはありません。
 つまり、「ライバル、指導者、戦い、勝利、友情、そしてドラえもんのしずかちゃんのお風呂」といったお色気も押さえてます。
 
 ですが、この物語をおもしろくしているのは、主人公には師匠が二人いて、その一人が秋葉原のメイド掃除倶楽部の従業員の巨乳の女の子であること、これに尽きますね。彼女が裏の仕事として賭け将棋をやっていて、トッププロ棋士並に強いといんです。プロの道をあきらめた男が、彼女と出会うことで、さまざまな強敵と戦いながら将棋に覚醒していくストーリです。
 
 YA(ヤングアダルト文学)っていうのはこういうのかなって、お手本のような漫画が原作なんですが、絵が描ける人ってすごいですよね。巨乳のお師匠メイドさんを文字で描写しようと思ったら、何ページにもわたって書かないといけないでしょう。
 
 絵を書く人は、「文章を書くのは楽ですよね、百人の人がいれば『百人の人』と書けば良いんですから」というんでしょうが、それはそっくりそのまま返したくなりますよね。未知の動物の説明するのに、絵だったら1枚で済むところを、文章にしたらどれほどの枚数が必要になることやら。とはいってもぼくは絵が描けないので、文章を書く道を選んだわけですが……。

日本雑技団?

2008年05月05日 | エンタメ
 もうずいぶん以前のことですが、中国雑技団が泊まった安ホテルにぼくも泊まったことがあります。ちょうど彼らがチェックアウトっしたのと入れ違いだったらしく、フロントのおばちゃんが興奮冷めやらない感じでぼくにいいました。
「あの子たち、とっても小柄だから、最初は小学生だと思ってたら、16から18歳くらいだったのよ」

 雑技というのは、体が大きくなったら演技が難しいでしょうし、もともと小柄な人が目指す仕事なのかもしれません。だけどホテルのおばちゃんはこうもいいました。
「あの子たちが小さいのは、きっと団長が大きくならないように食べさせないんだよ。かわいそうになったから、お菓子食べるかいって出したら、みんな持ってちゃったよ……」

 おばちゃんの話を聞いていると、まるで角兵衛獅子の親方が孤児を集めて強制労働させているように思えますが、たぶん考えすぎだと思います。たしか中国の雑技団というのは、公の訓練学校で小さなうちから芸の修練を積んだエリート集団だったんじゃなかったかな?
 
 昨日観た中国雑技のユニットは4、5人で活動しているらしく、おばちゃんのいうようにだれもが小柄でした。彼らは中国でも屈指の芸人というふれこみだったんですが、なぜか皆さん日本語を話してました。日本で活動して長いのか、それとも雑技留学した日本人が帰国したんでしょうか。いずれにしても演技は素晴らしかったです。