(承前)
上川管内東川町の農民彫刻家として知られた松田与一(松田與一)さんの作品が、同町役場前にある。
こんなに目立つ場所にあるため松田さんの代表作とされることもある作品だが、なぜか筆者はことし8月初めて見た。
おそらく家族の像であろう。
上半身裸の男性が向かって左に立ち、女性が赤ちゃんを抱いて右側にすわっている。
松田さんらしい、やや生硬さを残した生真面目な人物像である。
2019年現在でみれば、未来を見据えるのが男性で、育児を担当するのが女性ーというのはいかにもステレオタイプな性分業意識の反映で、もうこんな作品は作られないだろうが、おそらく半世紀以上も前の作品をそういう視点から批判しても、仕方ないような気はする。
あと、東川の農協前にある作品ほどではないが、どうして男性の下半身がこんなふうになっているのか、ちょっと不思議である。
関連記事へのリンク
松田与一「萌」 東川町の野外彫刻(7)
(東川町内にある題不詳の2点)
東川の農民彫刻家、松田与一(松田與一)さん死去 (2012)
大友亀太郎像
地域文化功労者 道内からは3人 (2007)
上川管内東川町の農民彫刻家として知られた松田与一(松田與一)さんの作品が、同町役場前にある。
こんなに目立つ場所にあるため松田さんの代表作とされることもある作品だが、なぜか筆者はことし8月初めて見た。
おそらく家族の像であろう。
上半身裸の男性が向かって左に立ち、女性が赤ちゃんを抱いて右側にすわっている。
松田さんらしい、やや生硬さを残した生真面目な人物像である。
2019年現在でみれば、未来を見据えるのが男性で、育児を担当するのが女性ーというのはいかにもステレオタイプな性分業意識の反映で、もうこんな作品は作られないだろうが、おそらく半世紀以上も前の作品をそういう視点から批判しても、仕方ないような気はする。
あと、東川の農協前にある作品ほどではないが、どうして男性の下半身がこんなふうになっているのか、ちょっと不思議である。
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地域文化功労者 道内からは3人 (2007)
(この項続く)