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イタリア:不況時こそ目を肥やせ 美術館、スポーツ観戦…人気

2009年03月25日 23時45分53秒 | 新聞などのニュースから
 毎日新聞2009年3月22日国際面の記事から。

 【ローマ藤原章生】金融危機により欧州の中でも経済低迷が深刻なイタリアでは、美術や音楽鑑賞、スポーツ観戦、書籍販売が昨年比でかなり伸びている。「危機の時こそ目を肥やし、お金をかけず人と交流するという国民性の表れ」とレプブリカ紙は分析している。

 同紙とイタリア作家編集者協会の集計によると、自動車や外食、旅行、衣料品販売が落ち込む一方、外国人観光客が減っているにもかかわらず、2月のイタリア国内の美術館入場者数は昨年2月比で31%増。特にカラバッジョ展が開かれているミラノのブレラ絵画館は5割増、イタリアルネサンス作品が集まるフィレンツェのウフィツィ美術館は45%増と際立っている。

 また、スポーツ観戦は約18%増え、コンサートは約7%増加した。書籍については昨年12月、前年比で5%売り上げが伸びた。ただ、映画は5%、舞台は12%減っている。

 同紙の18-54歳の男女400人を対象にした世論調査では、最多の48%(05年比3%増)が「この先も文化に消費する」と答え、次に「化粧品消費」が40%と続き、これも伸びていた。(以下略)


http://mainichi.jp/select/world/europe/archive/news/2009/03/22/20090322ddm007030083000c.html

 これまで、不景気がアートに打撃を与えているみたいな外電記事ばかり紹介してきましたが、これはなんだかいいニュースですね。
 3割増はすごい。
 日本も見習いたいものです。

 まあ、たしかに、イタリアの美術館にはいいものがどっさりあるんでしょうけど。
 日本だって、まあ西洋美術はイタリアにはかないませんが、身近なわが国の文化に目を向ける良い機会かもしれません。


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