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北海道胆振東部地震、その後

2018年09月13日 19時59分43秒 | つれづれ日録
承前

 一夜明けて9月7日(金)。

 北海道新聞が地震で特別紙面を組み、地域版などを減らすことになったのは、先に述べたとおり。
 7日夕刊は6日夕刊に引き続き地域版がなくなり、わずか4ページになってしまった。
 筆者が担当するはずだった仕事もなくなってしまい、7日から9日まで3連休ということになった。

 どっちみち、この日もバスは全便が運休。地下鉄の運行再開は午後だったから、会社に行くまでが一仕事なのだ。
 正直、ほっとした。

 筆者がこの日したことといえば、近くのガソリンスタンドでの給油である。
 昨晩、国道36号に並ぶ長蛇の車列を見て、長期戦を覚悟していたが、西岡地区のセルフ式スタンドは思ったよりも混雑しておらず、30分もかからずに給油できた。
 しかも、自宅では電波状況がとみに悪化して通じなくなっているスマートフォンのネットがスタンド附近では使えることもあり、久しぶりにツイッターなどを見ることができた。
 4千円分のガソリンを入れた。

 この日は娘の誕生日。
 もちろん、昨日から臨時休校である。
 ケーキを受け取りに行く百貨店も休んでいるため、やむを得ずまるいチーズの上にろうそくを立て、3人でささやかにお祝いをした。

 1時間ほどたった後、ふと窓の外を見ると、これまで真っ暗だった家々の窓や街灯が明るくなっている。
 妻がブレーカーを戻すと、いっせいに明かりが戻った。
 まだ停電が続くと思っていたので、ちょっと拍子抜けした。

 テレビも見られるし、ネットはWi-Fiの電源が入ったので使えるようになった。

 一時は290万戸に上っていた道内の停電は、7日深夜までに99%が解消したという。




 8日(土)と9日(日)は、地震で散らかった家の片付けをするつもりで、自宅にこもっていた。

 しかし、片付けのほうはあまりはかばかしく進まなかった。疲れていたのかもしれない。 

 いくつかの美術展は中止になったが、見に行けずに終わった展覧会が数多く出た。
 せっかくご案内をいただいていた作家の方には申し訳ありません。

 ブログのアップもできなかった。


 その後も余震は続いている。
 厚真町を中心に死者は41人に上った。

 スーパーマーケットなどは再開したが、牛乳や肉類の供給はなかなか平常に戻らない。
 10日(月)からは節電目標が示され、百貨店などがあかりを落として営業している。

 というわけで、われわれ札幌市民は「被災者」というほどの存在ではないのだが、かといって、地震発生後1週間たっても、完全な日常に戻っているわけでもないのである。


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