北海道美術ネット別館

アート、写真、書など展覧会の情報や紹介、批評、日記etc。毎日更新しています

■坂田雅義陶芸展 (9月12日まで)

2009年09月10日 23時10分28秒 | 展覧会の紹介-工芸、クラフト
   帯広の郊外に、師魯久窯(しろくがま)を有する坂田さん。  十勝の作り手としてはめずらしく、毎年札幌で個展を開いており、札幌の美術ファンにはおなじみでしょう。すでに時計台ギャラリーでの個展は32回目にのぼり、屈指の多さです。  昨年多かった赤絵の作品はあまりなく、一昨年と同様、土の色味を生かしたうつわや置物が目立ちます。  動物の置物は今年も多くて、冒頭画像のウサギは、なんだか集まって話し合 . . . 本文を読む

ハコトリ(8) 函館元町ホテル

2009年09月10日 22時59分48秒 | 展覧会の紹介-複数ジャンル
(承前)  電車通りの1本山側を通っているのが「弁天末広通」である。  この通りは、古い建物が多く、散歩しているだけでもじつに楽しい。まあ、弥生坂から函館どつくの方にくらべると、いささか観光客向けの地区ではあるのだが。  さて、アートの祭典やイベントというと、現代美術が招かれることが多いように思う。  団体公募展系の絵画などは、イベントのプロデューサーやキュレーターの視野にあまり入っていないの . . . 本文を読む

■第15回北海道二紀展 (8月29日で終了)

2009年09月10日 22時58分47秒 | 展覧会の紹介-複数ジャンル
 二科展が戦争中、解散状態に追い込まれた後、戦争直後に三つの団体公募展にわかれて再出発した。すなわち「二科展」「二紀展」「行動展」である。  北海道のニ紀は、3年に1度、支部展を開いている。  北海道新聞によると、今後は隔年開催を検討している由である。  道内の団体公募展と異なり、階梯は四つ。  最上位の「委員」に、伊藤光悦さんと永野光一さんがいる。  会員はゼロで、同人は、浦隆一、長内さゆみ、 . . . 本文を読む