夏休み中というのに、札幌時計台ギャラリーは2階の借り手がないらしく、今週はギャラリーのコレクション展となっている。
具象絵画が3室に展示されていた。
伏木田光夫、北浦晃、野本醇、矢元政行…。
おなじみの画家もいれば、名前を聞いたこともない人もいる。
会場の入り口で、ギャラリーのオーナーである荒巻義雄さんの著書をいただいた。
「もうひとりのわたし的スペキュラティヴ美術論」
と題されてい . . . 本文を読む
ユニークな立体をつくる札幌の阿地信美智さんの個展。
時計台ギャラリーのG室に、作品がひとつだけぽつんと置いてある。
ネタバレになるので画像は掲載しない。
一見すると、大きなテーブルのようである。ただ、グリーンを薄く着彩されているのは、阿地さんの作品らしい。
テーブルの下側をのぞき込むと、砲弾のようなかたちのでっぱりが、中央から下部へと突き出している。
「下を見てほしかった」
と阿地さん . . . 本文を読む
石井誠、川口巧海、林由希菜の3氏による版画展。3人とも二十歳そこそこという、フレッシュな顔ぶれで、林さんはこの春札幌大谷短大専攻科を修了したばかり。ほかのふたりは道都大に在学中です。
技法も、石井さんがシルクスクリーン、川口さんがメゾチント、林さんがリトグラフと、三者三様。技術的なことについても、川口さんと林さんは全道展で入賞を果たしていますし、石井さんも各種コンクールに入っており、高く評価さ . . . 本文を読む
「mamizu(まみず)」は、イラストレーターmamiさんと妄想家mizuさんのふたりによるアートユニット。
mizuさんはこの春いきなり大阪に行って就職してしまい、びっくりさせられましたが、今回の展示で一時札幌に戻ってきました。
mamizuの特色をひとことでいうと、いかにも女の子らしい感性。
女性的なものの強調といっても、フェミニズムなどの肩肘張ったアプローチではなく、じぶんたちの感 . . . 本文を読む