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沒吃過豬肉也看過豬走路(豚肉を食べたことがなくても豚は見たことがある)

2020年10月23日 | こう言うんだ!~リアルな中国語
最近美豬進口台灣的話題頻頻在媒體上引發討論.
この頃、米国産豚肉の台湾輸入解禁の話題が頻繁にメディアに取り上げられている。

爭論的焦點在於,目前台灣市面上流通的豬肉,幾乎都是台灣養豬戶生產的豬肉,品質受到政府嚴格的控管.如果開放讓美豬進來,雖然消費者可以吃到較便宜的豬肉,但美豬的飼料中含有台灣政府不許可的添加物萊克多巴胺,所以在食安上有所疑慮.
現在台湾で流通する豚肉のほとんどが政府の厳しい基準によって管理される台湾産豚肉。いったん解禁すると安い豚肉が食卓に上る代わりに、台湾政府に認められない飼料添加物ラクトパミンを使用する豚肉の安全性が問われることが争点となっている。

聽到這個消息,不知為何突然想起「沒吃過豬肉也看過豬走路」這句俗語,但我又立刻想到,在現代化的社會中這句話已經不合時宜,現在必須倒過來說了,也就是「沒看過豬走路也吃過豬肉」.
このニュースを聞いて、なぜか「豚肉を食べたことがなくても豚は見たことがある」のことわざがポンと浮かんできた。そして思った。すでに時代錯誤なこの言葉は、ひっくり返して「豚を見たことがなくても豚肉は食べたことがある」と言い換えたほうがいいだろうなと。

早年的農業社會家裡養豬的人很多,我阿嬤家就是,我小時候還常幫她餵豬吃飼料呢!但由於豬是經濟來源,是養來賣的,所以平常吃不到.因此,看到豬的機會遠比吃到豬肉的機會大.
昔の農業社会では、家で豚を飼っている家庭が多かった。おばあちゃんちもそうだった。幼い頃、餌やりもよくしたものだ。ただ、豚は売ってお金にする収入源であって、普段なかなか食べることができない。そのため、豚を見かける機会が食べる機会を大きく上回る。

「沒吃過豬肉也看過豬走路」代表「就算你沒吃過豬肉,但你也一定看過豬在走路吧」,言下之意就是「這麼稀鬆平常的事,你為什麼不懂?」的意思.
「豚肉を食べたことがなくても豚は見たことがある」、つまり「たとえ豚肉を食べたことがなくても、豚が歩いているところぐらいは見たことがあるだろう」、言わんとするところは「こんな常識的なこと、何で知らないの?」ということである。

但是,現代社會什麼都是分業,如果要真正看到豬在走路,可能要到養豬戶或動物園了吧!反而要吃豬肉還不簡單?去超市買就有.
しかし、なんでも分業制の現代社会においては、歩いているリアルな豚を見たければ、飼育農家か動物園に行かなければ無理でしょう。かえって豚肉ならスーパーなどに行けばすぐに手に入る。

隨著時代流轉,教我們人世常理的俗語也要跟著更新,現代人你要跟他說「沒看過豬走路也吃過豬肉」,他才聽得懂了.
時代の変化に伴って、世の常識を教えてくれることわざもアップデートが必要なのね。現代人には「豚を見たことがなくても豚肉は食べたことがある」じゃないとピンとこないだろうね。


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